• pm)が示す通り、ニトロニウム塩ではなく共有結合性の化合物である。 テトラフルオロホウ酸ニトロニウムは安定な固体で、試薬として販売されており、有機合成においてニトロ化剤として用いられる。 ニトロニウムイオンに1個電子を追加すると、中性のラジカルの二酸化窒素となる。関連する陰イオンは亜硝酸イオン NO2− である。...
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  • ニトロ」を付けて命名する。例えばベンゼンにニトロ基が置換した PhNO2 はニトロベンゼンとなる(Ph はフェニル基を表す)。 多数のニトロ基あるいは硝酸エステルを持つニトロ化合物は爆発性を持つ場合がある。ニトロ基を持つものとしてはトリニトロトルエン (TNT)、ピクリン酸、硝酸エステルは、ニトログリセリンなどが例として挙げられる。...
    5 KB (697 words) - 06:24, 23 March 2024
  • 水素 (redirect from 水素化物イオン)
    ロニウムイオンと言う代わりにオキソニウムイオン(oxonium ion)と呼ばれることも多い。あるいは超強酸など極限状態においては単独で挙動するプロトンも観測されている。 また、アレニウスの定義ではヒドロンは酸の本体である。酸としてのプロトンの性質は記事オキソニウム、あるいは記事酸と塩基に詳しい。...
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  • 亜硝酸 (redirect from 亜硝酸イオン)
    メトヘモグロビン血症(ブルー・ベビー症候群)の原因となる。 亜硝酸はアミン類と反応し、二級アミン類とはニトロソアミン体となる。特に芳香族一級アミンと反応した場合は脱水により芳香族ジアゾニウムイオンまで進む。 Ar − NH 2   + HNO 2 ⟵⟶ Ar − N   ≡   N + {\displaystyle...
    10 KB (896 words) - 12:55, 12 November 2023
  • {\displaystyle {\ce {H2NO3^+ <=> NO2^+ + H2O}}} このニトロイルイオンが芳香族化合物などに対し求電子置換反応を起こしニトロ化が進行する。 純粋な遊離酸も 0 ℃で硝酸カリウムと純硫酸を反応させ、真空蒸留により単離することが可能である。 KNO 3 + H 2 SO...
    21 KB (2,716 words) - 13:11, 15 July 2024
  • ニトロニウムイオン (英: nitrosonium ion) は、化学式 NO+ と表されるオキシカチオンである。ニトロシルカチオン(nitrosyl cation)と呼ばれることもある。窒素原子と酸素原子は結合次数3で共有結合しており、全体的に正電荷を帯びている。 このイオンは CO や N2 と等電子的である。...
    6 KB (617 words) - 10:26, 1 September 2018
  • 濃硝酸と濃硫酸を混合した混酸をベンゼン (C6H6) に反応させて作る。このような反応はニトロ化と呼ばれ、芳香族求電子置換反応の代表例である。混酸中では反応活性種としてニトロニウムイオン (NO2+) が発生している。 H 2 SO 4   + HNO 3 ⟶ HSO 4 −   + H...
    8 KB (886 words) - 19:08, 17 July 2023
  • ジアゾニウム化合物(ジアゾニウムかごうぶつ、diazonium compound)は分子内に置換基 −N+≡N を含む有機窒素化合物である。一価のモノカチオン性置換基 −N+≡N をジアゾニオ基 (diazonio)、R−N+≡N と表されるカチオンをジアゾニウムイオン (diazonium...
    12 KB (1,889 words) - 05:23, 19 July 2024
  • NO2+ 等価体として、芳香族化合物などのニトロ化に用いられる。 N 2 O 5   + R − H ⟶ HNO 3   + R − NO 2 {\displaystyle {\ce {N2O5\ + R-H -> HNO3\ + R-NO2}}} フッ化物イオン F− は、この反応で副生する硝酸を中和する試薬として用いられる場合がある。...
    7 KB (862 words) - 16:46, 23 February 2022
  • オクタフルオロキセノン酸ニトロニウム(オクタフルオロキセノンさんニトロニウム、英: nitrosonium octafluoroxenate)は、化学式 (NO)2XeF8 と表される、窒素、酸素、フッ素とキセノンの化合物である。高度に分離したニトロニウムイオン (NO+) とオクタフルオロキセノン酸イオン (XeF82−)...
    3 KB (257 words) - 09:46, 10 May 2020
  • 1831年、ドイツのフリードリッヒ・ヴェーラーによって、エリスロニウムとバナジウムが同じものと確認される。のちにアメリカで、デル・リオの名前に因んだリオニウム(rionium)が提案されたが、実現はしなかった。 1880年、イタリアのアルカンジェロ・スカッキ(...
    25 KB (3,150 words) - 17:25, 15 September 2024