• トゴンテムル(モンゴル語:ᠲᠤᠭᠤᠨᠲᠡᠮᠤᠷ, ラテン文字転写: Toγon Temür)は、モンゴル帝国の第15代カアン(元としては第11代皇帝)。廟号は恵宗であるが、明による追諡である順帝の名称が用いられることが多い。『元史』順帝紀などでは妥懽帖睦爾、清代以降は托歓特穆爾と記される。尊号は...
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  • ェスデルの襲撃を受けて暗殺された。世祖クビライ以来続いてきた元の皇統から出た最後のハーンとなった。 トグス・テムルの出自については史料ごとに記述が錯綜しており、大きく分けて「順帝トゴンテムルの息子で昭宗アユルシリダラの弟」説と、「アユルシリダラの息子」説の二つが知られている。...
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  • テムルは生まれた。『明史』にはウカアト・カアン(トゴンテムル)より「擴廓帖木児」という名を賜ったとの記述があり、「王保保」という中国名こそが本名であるという説が有力であったが、1990年に発見された「賽因赤答忽墓誌」の記述によって現在では「ココ・テムル Kökö Temür」こそが本名であると考えられている。...
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  • 北元 (1368-1388) 北元の領域 ポータル 中国 北元(ほくげん、拼音:Běiyuán)は、1368年に、元(大元)の第14代ハーンのトゴンテムル・ハーン(在位:1333年 - 1370年)が長江流域に興った明の北伐を逃れて大都(現在の北京)からモンゴル高原に撤退し、中国の漢民族定住農耕...
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  • 寧宗リンチンバル(1332年) コシラの次男。 恵宗トゴンテムル(1333年 - 1368年) コシラの長男。リンチンバルの兄。 恵宗トゴンテムル(1368年 - 1370年) 昭宗アユルシリダラ(1370年 - 1378年) トゴンテムルの子。 天元帝トグス・テムル(1378年 - 1388年) アユルシリダラの弟。...
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  • ^ ただし、「トゴン」という人名はモンゴル人の間ではありふれたもので、千人隊長のトゴン=ボロクルの子のトゴンであるとする明確な根拠があるわけではない。また、トゴンの次には「テムル」という人名が挙げられているが、この両者を「トゴンテムル」という一つの人名であると見なす説もある(村上1972...
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  • なる紀伝体。成立は明の1369年(洪武3年)。収録年代はチンギス・カンがイェケ・モンゴル・ウルス(モンゴル帝国)を建国した1206年から、順帝トゴンテムルが大都を放棄した1367年まで。 拙速な編纂により誤謬・重複・脱漏が多いことが早くより知られており、考証学者の銭大昕が「古今、史成るの速やかな...
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  • 至正 (category トゴンテムル)
    至正(しせい)は、中国・元の順帝(恵宗)トゴンテムルの治世で用いられた元号。1341年 - 1370年。1368年に元が大都(現在の北京)を追われた後も、北元の元号として使用された。モンゴル語史料ではČi-čingと転写されている。 プロジェクト 紀年法 ^ 松川2008,41頁...
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  • トゴン・タイシ(モンゴル語: Тогоон тайш、中国語: 脱歓太師、英語: Toghon taishi、? - 1440年)は、15世紀中頃のオイラトの首長。トクトア・ブハ(タイスン・ハーン)を擁立し、東モンゴリアの有力者アルクタイを攻殺することによってトグス・テムルの死以来のモンゴリア統一を達成した。...
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  • アユルシリダラ (category トゴンテムル)
    恵宗トゴンテムルの長男。至正13年(1353年)に皇太子となり、次第に政治権力を自ら握ることを志向するが、政治に意欲を失った恵宗の元で政権を操っていた重臣たちは皇太子の政権奪取を快く思わなかったため、彼らと対立した。 至正24年(1364年)、反皇太子派は大同を本拠地とする軍閥ボロト・テムル...
    6 KB (624 words) - 05:30, 12 January 2024
  • トゴンテムルを呼び戻すことに同意した。トゴンテムルが大都に至ると、エル・テムルはこれを出迎えて大都まで馬を並べて歩みながら今後のことを話したが、トゴンテムルはエル・テムルを恐れて黙り込んだままだった。これを見たエル・テムルトゴンテムル...
    10 KB (1,537 words) - 06:03, 26 October 2022