• トクサ類トクサるい)は、大葉シダ植物に含まれる分類群の1つである。現在学術的に広く用いられるPPG I (2016) によるシダ植物の分類体系では、トクサ亜綱 Equisetidaeと亜綱の分類階級に置かれるが、分岐分類学による解析および分子系統解析が進む以前は維管束植物内の系統関係に諸説あり、様...
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  • 伝統的分類では、シダ植物はマツバラン(無葉)、ヒカゲノカズラ(小葉)、トクサ類(楔葉)、およびシダ(大葉)の4群に大きく分類されていた。このうちシダは胞子嚢が胞子体の表層の複数の細胞から生じ、完成した胞子嚢が複数の細胞層の壁を持つ真嚢シダ(ハナヤスリ + リュウビンタイ...
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  • 大葉シダ植物(だいようシダしょくぶつ、Polypodiopsida または Monilophyta)はシダ(薄嚢シダ + リュウビンタイ + ハナヤスリ;真正シダとも)、マツバラントクサ類からなる植物の一群である。かつては小葉植物とともにシダ植物とされた。近年の分子系統解析により、単系統であるとされる。...
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  • るリュウビンタイ目とハナヤスリ目を含む分類群を指す。 かつてはシダ植物の伝統的分類において、マツバラン類(無葉)、ヒカゲノカズラ(小葉)およびトクサ類(楔葉)とともにシダ(大葉)としてシダ植物に含められ、多くシダ綱(シダこう、Pteridopsida,...
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  • スギナ (category トクサ綱)
    スギナ(杉菜、接続草、学名: Equisetum arvense)は、シダ植物門トクサトクサトクサトクサ属の植物の1種。日本に生育するトクサ類では最も小柄である。一般的には栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシ(土筆、筆頭菜)と呼び分けることがある。 和名スギナの由来は、地上部がスギ(杉)を連想させ、...
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  • トクサ類や種子植物の真正中心柱では葉柄に入る葉跡が多数あり、それぞれが茎の維管束から仮軸分枝によって供給されるため葉隙はなく、メシダ科など薄嚢シダでも網状中心柱が小型化すると葉跡が仮軸分枝するため、見かけ上葉隙がなくなる。また、トクサ類...
    92 KB (12,390 words) - 12:14, 20 September 2024
  • 大葉植物 (redirect from 大葉)
    とCrane (1997)は、トクサ類やシダ、木質植物に加え、Eophyllophyton や Psilophytonなどのプレシオンを含む群として、subdivision Euphyllophytinaを置いた。 本群は時折、大葉植物亜門または真葉植物亜門と亜門の階級に置かれ、大葉 Macrophyllinaeや大葉植物類...
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  • トクサ目(トクサもく、学名:Equisetales)は、大葉シダ植物のトクサ亜綱に属する現生では唯一の目で、現生のものはトクサトクサ属の15種のみであるが、ロボク科などの化石種を多く含む。デボン紀後期から現在まで生育している。形態と構造に基づき、現生のトクサ...
    24 KB (2,207 words) - 12:32, 19 March 2023
  • ロボク (category トクサ綱)
    胞子による有性生殖だけでなく、地下茎を横に伸ばし、これによって無性生殖することもできた。 ペルム紀後期に絶滅したが、その頃現生のトクサ科に含まれる種が発生した。現生トクサ類でも数メートルになるものもあるが、木ではなく草本に分類される。 ^ a b 土屋健(Japanese)『石炭紀・ペルム紀の生物』...
    2 KB (288 words) - 20:50, 14 September 2024
  • 柱、3環網状中心柱などとよばれる。リュウビンタイ綱やウラボシ綱の茎にしばしば見られ、たとえばワラビの茎は2環網状中心柱をもつ (図3b)。 トクサ類 (トクサ綱) の茎の節間では、内側と両脇に木部を伴う師部からなる特異な維管束が環状に配列しており、下記の真正中心柱に似ている (真正中心柱とよばれることもある)...
    31 KB (3,582 words) - 12:05, 16 March 2021
  • 胞子葉 (category シダ)
    ミズニラ類は細長い葉の付け根の内側、上面側に胞子のうをつける。胞子は大胞子と小胞子にわかれるが、胞子のうには外見上の差はない。 トクサ類の胞子は、茎の先端の松かさ状の部分に作られる。最もよく知られているのはツクシである。この部分は茎の回りに螺旋状に胞子葉が並んで作られている。個々の...
    6 KB (1,109 words) - 07:50, 4 November 2023