• 両性説(りょうせいせつ, ギリシア語: Δυοφυσιτισμός, ラテン語: Dyophysitismus, 英語: Dyophysitism)または両性論(りょうせいろん)は、キリスト教用語で、キリストが神性と人性を持つという考え方。イエス・キリストをどう理解するかというキリスト論の発展の歴史の中で生み出され、議論された。...
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  • は、エフェソス公会議において異端とされた。 イエス・キリストの神性と人性についての解釈。カルケドン公会議で、両性説が正統・単性説が異端とされたが、その際に単性説派と見なされて分離した非カルケドン派正教会は、自らの教理を単性説ではなく合性論であると自認し、カルケドン公会議の裁定を不服とする。...
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  • 両性説)によって否定された立場である。 もともと単性説はネストリウス派の思想に対抗する形でエジプトを中心に盛んになったが、カルケドン公会議で退けられた。後に単性説の変形ともいうべき単意の思想が起こった。これはもともと単性説...
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  • 両性愛(りょうせいあい)、バイセクシュアリティ(英:bisexuality)は、男性にも女性にも見られる、異性・同性にかかわらずいずれの性の人に対しても、美的な憧れや情緒的・精神的な魅惑、あるいは性的・肉体的な欲望を抱きうる性的指向をいう語。また、すべての性別の人に対する性的、恋愛的指向を意味するこ...
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  • 両性具有神として描かれている。 両性具有の逸話として、プラトンの『饗宴』の中でアリストパネスが語ったとされる演説がある。この中でアリストパネスは、かつて男と女の他に「男女(おめ)」と称された両性具有者がおり、いずれも手足が4本ずつ、顔と性器も2つずつあったと...
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  • 教会の強化を図り、3人の代表を派遣した。コンスタンティノス4世の東西教会一致政策を支持し、東西教会の信仰一致を主張し、公会議に書簡を送り、キリスト両性説を積極的に展開した。 また、イングランドにおけるローマ教会儀式の執行を強化した。681年1月10日、103歳の長寿をもって死去した。歴代のローマ教...
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  • ゼノンは482年に、コンスタンティノープル総主教アカキオス(英語版)の同意を得て、単性とも両性とも明言しない曖昧な『信仰統一勅令』(ヘノティコン(英語版))を発した。しかし、この勅令は単性説派も両性説派も満足させることができないものだった。両性説派のローマ教皇フェリックス3世は『信仰統一勅令』の無効を宣言し、『信仰統...
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  • 方があることを確認。正教会の一員たる日本ハリストス正教会では第四全地公会ともいう。 カルケドン公会議において第一の議題は単性論の排斥であり、両性説といわれるを採用した。それはキリストの人性は神性に吸収されてしまったのではなく、その二つの本性を混合することも分かれることもなく、唯一の位格の中に有するという思想である。...
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  • ン公会議(第四全地公会議)で採択されたカルケドン信条のキリスト論・教会論を奉ずるキリスト教の教派。イエス・キリストが神性と人性の両方を有するとする両性説をとる。現代のカトリック教会、東方正教会(ギリシャ正教、カルケドン派正教会)、聖公会、プロテスタントなどの大多数のキリスト教教派はカルケドン派を引...
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  • 両性論「と」合性論に関して別の正統派解釈をする余地が生まれた。こういった経緯により、合性論のある種の解釈がカルケドン派にも受け入れられる教義として主張されている。 キリスト教神学 キリスト論 カルケドン公会議 非カルケドン派正教会 単性説 両性説 三章問題 ^ The Blackwell...
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  • のは、東ローマ(ビザンティン)皇帝テオドシウス2世の勅令下で開催され、ネストリオス派に異端が宣告された431年のエフェソス公会議と、単性説(あるいは合性論)と両性説の論戦が行われて前者が正統とされた449年のエフェソス強盗会議である。この決定は後のカルケドン公会議で覆された。...
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