• モサラベ(西語:mozárabes、葡語:moçárabes)は、ムスリム支配下のイベリア半島、とりわけアル=アンダルスにおけるキリスト教徒のことを言う。アラビア語の形容詞「ムスタウリブ(مستعرب; musta‘rib)」(アラブ化(英語版)した:言語や風俗・文化においてアラビア文化の影響を受けた)の転訛したものが語の由来である。...
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  • モサラベ語(モサラベご、スペイン語: mozárabe、ポルトガル語: moçárabe)、あるいはアンダルス・ロマンス語(romance andalusí)、またはロマンダルシ語(romandalusí)は8世紀から15世紀にかけて、イベリア半島の主に南部の住民によって話されたロマンス語の総称。モ...
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  • 711年の西ゴート王国滅亡後イベリア半島はイスラム教徒によって支配された。イスラム教徒の支配下では税を支払う代わりに西ゴート式の独自の典礼を維持したキリスト教徒たちがおり、モサラベと呼ばれた。北部山岳地帯のキリスト教国アストゥリアス王国は最も積極的にイスラーム諸国に対抗した。従来アストゥリアス王国のこのような反抗は、西ゴート...
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  • 距離遠征を敢行、バレンシア、ムルシアなどを略奪して通過、1126年1月にグラナダに達した。モサラベの蜂起は起こらなかったが、アルフォンソ1世は1万人のモサラベを連れて帰りエブロ川流域に定住させた。残ったモサラベはムラービト朝に迫害されたが、この遠征でアリーの威信は失墜、反対にアルフォンソ1世の名声は増した。...
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  • 1080年代(せんはちじゅうねんだい)は、西暦(ユリウス暦)1080年から1089年までの10年間を指す十年紀。 カスティーリャ王アルフォンソ6世、国内のカトリック教会において、モサラベ典礼に変わり、ローマ典礼を採用。 後三年の役(-1087年) ケルンのブルーノ、修道会カルトジオ会を創立。 イングランド王国にてドゥームズデイ・ブック(土地台帳)の作成...
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  • 苦情が絶えなかったが、アルフォンソ6世以後の王達は寄進を続けた。モサラベ(イスラム教国に住んでいたキリスト教徒)も外国人中心のクリュニー会に反感を抱いていたため、モサラベ典礼を続けても良いと許可してモサラベを宥める、トレド総督にモサラベを登用するなど融和策に努めた。ムスリムとはパリアを介したタイファ...
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  • モサラベ語から発展したものだとするものである。後になって、この言語はカタルーニャ語、プロヴァンス語、カスティーリャ語から単語を借用し、バレンシア語になったとする。しかし、この理論はモサラベ語の資料によって否定されている。おもに、モサラベ...
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  • れ得なかった。またアル・アンダルス=アラビア語は、上層言語としてイベリア半島全体のロマンス語に語彙・語法の面で非常に強い影響を与えることによって、モサラベ語を生み出した。その影響は現在のカスティーリャ語やポルトガル語にもつながっている。 レコンキスタの進展に伴い、イスラム教国は次々と崩壊し、遂にはグ...
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  • ガリシア語(北部) ポルトガル語(中央・南部) イベリアポルトガル語 ブラジルポルトガル語 アフリカポルトガル語(英語版) ポルトゥニョール・リヴェレンセ モサラベ語 南ロマンス語(イタロ・ダルマチア語、イタロ・ロマンス語とも) 南イタロ・ロマンス語 標準イタリア語(トスカーナ語) コルシカ語 サッサリ語 ガッルーラ語...
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  • 退し、ムスリムのアラビア語、キリスト教徒のロマンス語、ユダヤ教徒のヘブライ語が並存した。キリスト教徒が使うモサラベ語はアラビア語の影響をうけ、のちに他のイベロ・ロマンス語に影響を与えた。モサラベの中にアラビア語が広まる一方で、アラビア語もロマンス語の影響をうけ、アル・アンダルス=アラビア語が生まれた...
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  • Encina) サンティアーゴ・デ・ペニャルバ教会(Iglesia de Santiago de Peñalba)(スペイン語版) - 10世紀建造のモサラベ様式(スペイン語版)教会堂。 サント・トマス・デ・ラス・オジャス教会(Iglesia de Santo Tomás de las Ollas)(スペイン語版)...
    15 KB (922 words) - 08:42, 8 July 2024