• グラム染色グラムせんしょく、英語: Gram staining)とは、主として細菌類を色素によって染色する方法の一つで、細菌を分類する基準の一つ。デンマークの学者ハンス・グラムによって発明された。 グラム染色によって細菌類は大きく2種類に大別される。染色によって紫色に染まるものをグラム...
    12 KB (1,727 words) - 07:05, 10 November 2022
  • グラム陰性菌(グラムいんせいきん、英: gram-negative bacteria)とは、グラム染色においてクリスタルバイオレットによる染色が脱色される細菌の総称。グラム染色では対比染色として通常はサフラニンがクリスタルバイオレットの後に加えられ、全てのグラム陰性菌は赤あるいは桃色に染色...
    7 KB (981 words) - 19:23, 29 December 2023
  • グラム陽性菌(グラムようせいきん、英: Gram-positive bacteria)とは、グラム染色により紺青色あるいは紫色に染色される細菌の総称。これに対して赤色あるいは桃色を呈すものをグラム陰性菌と呼ぶ。 大半は外膜を持たないMD細菌(単膜細菌)であるフィルミクテス門と放線菌、一部のクロロフレ...
    7 KB (1,001 words) - 13:35, 29 March 2024
  • 本的な技術は、一貫した再現性のある検査ツールとして利用できる。対比染色は見える細胞や主要な染色法で染まっていない細胞へ加えられる。例えばクリスタルバイオレット染色グラム陽性菌のみを染めるグラム染色である。サフラニン対比染色グラム陰性菌を同様に識別するために、全ての細胞を染めるために使われる。...
    25 KB (3,454 words) - 11:32, 21 February 2023
  • 抗酸菌 (section 染色)
    グラム染色性 いっぽう、グラム染色では結核菌とらい菌は(つまりマイコバクテリウム属は)ともにグラム陽性である(紫色に染色される)。しかし結核菌はグラム染色に難染色性を示す。なお、グラム染色は一般にペプチドグリカン層を紫に染色するものである。 結核や らい菌...
    7 KB (1,093 words) - 19:09, 9 June 2022
  • 肺炎 (category グラフのあるページ)
    (スルバクタム・アンピシリン、タゾバクタム・ピペラシリンなど) を選択することが多い。喀痰塗抹グラム染色を参考にできるような施設では、肺炎球菌が疑わしい場合にはアンピシリンなどより狭いスペクトラムを持つ薬剤を選択する。 特に乳児では誤嚥性の肺炎も少なからず見られるが、高齢者と異なり誤嚥性肺炎で...
    36 KB (4,644 words) - 05:31, 13 March 2024
  • グラム陽性球菌、グラム陽性桿菌、グラム陰性球菌、およびグラム陰性桿菌)のいずれかに属するものとして分類することができる。いくつかの系統ではグラム染色以外の染色方法がより同定に適していることが知られている。例えばマイコバクテリアやノカルジアは抗酸菌であり、抗酸染色...
    151 KB (21,172 words) - 09:39, 12 May 2024
  • 胸腔ドレナージ 適応 胸腔ドレナージの適応は、胸腔にどれだけ細菌がいるかによる。 膿汁が有る : 目で見える量の細菌がいたら適応となる。 胸水グラム染色陽性 : 胸水中にグラム陽性菌が見られたら適応となる。 胸水ブドウ糖低値 : 胸水中のブドウ糖が低下していたら、それだけ多くの細菌によって消費されている事を意味するので適応となる。...
    6 KB (865 words) - 14:49, 12 June 2024
  • 細胞壁にミコール酸と呼ばれる脂質を多量に含有し、通常のグラム染色では染まりにくく結果が安定しないため、グラム不定と呼ばれることもある。ただし、細胞壁の構造と加温グラム染色法からグラム陽性菌として分類するのが一般的である。一方、媒染剤を加えて加温しながら染色を行うチール・ネールゼン染色などの強力な方法を用いると、染色...
    12 KB (1,585 words) - 00:57, 25 December 2023
  • に及ぶと意識障害や痙攣といった神経症状を起こし、髄膜脳炎(meningoencephalitis)に至ると考えられている。 無菌性髄膜炎は通常のグラム染色、培養検査で病原体が見つからない髄膜炎をいう。ウイルス性髄膜炎と無菌性髄膜炎はしばしば互換的に用いられるがそれは適切ではない。多くはウイルス性髄...
    13 KB (2,290 words) - 16:05, 4 December 2023
  • 細菌性肺炎において、起炎菌・感受性を同定するには培養が必要となるが、治療開始を遅らせる事はできないので、喀痰のグラム染色により、おおよその見当をつけて治療を開始することが多い。近年では迅速診断キットにより尿中肺炎球菌、尿中レジオネラ菌抗原検出ができるため、これらも参考とする。...
    5 KB (624 words) - 13:02, 4 June 2024