マー・ワラー・アンナフル(アラビア語: ما وراء النهر、アラビア語ラテン翻字: Mā-warā' an-Nahr)またはトランスオクシアナ(英語: Transoxiana/Transoxania)とは、中央アジア南部のオアシス地域の歴史的呼称である。...
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人口を抱えるテュルク系民族で、容貌的にはモンゴロイドとコーカソイドが入り混じっている。 民族国家として、中央アジアでもっとも人口の集中したマー・ワラー・アンナフル地方の大半を領土とするウズベキスタン共和国を持つほか、中国の新疆ウイグル自治区とアフガニスタンの北部マザーリシャリーフ周辺にもそれぞれ数十万人が住む。...
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ティムール朝 (section サマルカンド政権とヘラート政権)
ティムール朝(ティムールちょう、ペルシア語: تیموریان、Tīmūriyān、ウズベク語: Temuriylar)は、中央アジアのマー・ワラー・アンナフル(現在のウズベキスタン中央部)に勃興したモンゴル帝国の継承政権のひとつで、中央アジアからイランにかけての地域を支配したイスラム王朝(1370年...
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ウズベキスタンの歴史 (section マー・ワラー・アンナフルのテュルク化)
多くの利益を得ていたソグディアナのイラン人は自分たちの土地であるマー・ワラー・アンナフル(トランスオクシアナ)がこの地にイスラム教を広げようとするアラブ人により征服されるのを見た。アラブのアッバース朝政権のもと、8~9世紀はマワランナハルにおける学問と文化の黄金期を迎えた。テュルク人が北部からこの...
62 KB (9,852 words) - 20:09, 16 February 2024
サーマーン朝 سامانيان Sāmāniyān サーマーン朝の最大領域 サーマーン朝(サーマーンちょう、سامانيان Sāmāniyān, 873年 - 999年)は、中央アジア西南部のマー・ワラー・アンナフルとイラン東部のホラーサーンを支配したイラン系のイスラーム王朝。...
39 KB (5,195 words) - 01:36, 26 November 2023
カラハン朝 (section 宗教戦争とサーマーン朝への攻撃)
ラーム化した集団と考えられている。 カラハン朝はテュルク系の支配者として初めて、イラン系の民族・文化が中心的な地位を占めていたマー・ワラー・アンナフルを支配した国家である。カラハン朝がマー・ワラー・アンナフルを支配するイラン系の王朝サーマーン朝を滅ぼした後、タジキスタン共和国を除いてマー・ワラー...
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トルキスタン 西トルキスタン 東トルキスタン 個別地域 アンダルシア ボスニア・ヘルツェゴビナ アラビア半島 ヒジャーズ ナジュド 歴史的シリア アナトリア半島 バルカン半島 メソポタミア イラン高原 ホラーサーン ホラズム マー・ワラー・アンナフル フェルガナ盆地 パミール高原 タリム盆地 キプチャク草原...
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る。この時にティムールはカザガンの孫アミール・フサインと親密になる。1358年頃にカザガンが暗殺され、カザガンの子アブドゥラーフが失脚すると、統制を失ったマー・ワラー・アンナフル各地に貴族(アミール)たちが割拠した。 キシュを中心とするカシュカダリヤ地方 - バルラス部のハージー・ベク(英語版)。ティムールの叔父にあたる人物。...
117 KB (16,203 words) - 20:37, 31 May 2024
で勝利を収めるが、ジョチ家の王族ベルケチャルの援軍と合流したカイドゥに敗れ、マー・ワラー・アンナフルに退却した。1269年にバラク、カイドゥ、ジョチ家のモンケ・テムルはタラス河畔で会合を行い、バラクはマー・ワラー・アンナフルから得られる収入の3分の2を確保する。1270年にバラクはイルハン朝が支配す...
54 KB (6,619 words) - 04:17, 14 July 2023
8世紀にはアラブ人によって征服され、イスラム教を受容した。アラビア語では「川の向こう側にある地方」を意味するマー・ワラー・アンナフルの名で呼び、やがてこの地名が定着する。イスラム時代には言語的に近世ペルシア語を用いるようになってソグド語が廃れ、イランとの文化的な繋がりを...
5 KB (565 words) - 16:38, 5 November 2022
地理的には、南は数々の山脈と高地で区切られているためアジアを潤すモンスーンの恩恵を受けることができず、オルドス、タリム盆地、マー・ワラー・アンナフル、ホラズム、ホラーサーンなど乾燥地帯が連なる。 北はシベリアからマンチュリアまで広がる森林地帯であり、南北の中間には、モンゴル高原、キプチャク草原というふたつの広大な遊牧適地が広がる。...
6 KB (811 words) - 17:31, 11 November 2023