• ミュー粒子ミューりゅうし、muon, μ)とは、素粒子標準模型における第二世代の荷電レプトンである。ミューオン、ミュオンと表記することもある。 ミュー粒子は、電気素量に等しい負の電荷と1/2のスピンを持つ。ミュー粒子の静止質量は105.6 MeV/C2(電子の約206.7倍の重さ)、平均寿命は2...
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  • 粒子およびヒッグス粒子とともに標準模型を構成する素粒子のグループである。レプトンは、電荷を持つ荷電レプトンおよび中性のニュートリノと大きく分類することができる。標準模型におけるレプトンは、荷電レプトンである電子・ミュー粒子・タウ粒子、およびニュートリノである電子ニュートリノ、ミューュー...
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  • パイ中間子 (redirect from パイ粒子)
    結合している力である核力を媒介するメソンの一種である。パイ粒子、パイオン(Pion)とも呼ぶ。 当時大阪大学の講師であった湯川秀樹が、その存在を中間子論で予言した。ミュー粒子が1936年に初めて発見された当時、ミュー粒子はこの役割を担う粒子であるとされたが後に強い相互作用を行わないことが判明し、1...
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  • の3世代とそれぞれの反粒子が存在する。これらは電子、ミュー粒子、タウ粒子と対をなしている。 標準模型のニュートリノは強い相互作用と電磁相互作用がなく、弱い相互作用と重力相互作用でしか反応しない。ただ、質量が非常に小さいため、重力相互作用もほとんど反応せず、このため他の素粒子との反応がわずかで、透過性が非常に高い。...
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  • 粒子に限らない粒子の分類としては、ローレンツ変換の下での変換性を表すスピンによって大きく分類され、スピン0でスカラーとして変換するスカラー粒子、スピン1でベクトルとして変換するベクトル粒子、スピン1/2でスピノルとして変換するスピノル粒子などがある。スピン統計定理により、整数スピンの粒子...
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  • 中間子 (redirect from 湯川粒子)
    ミュー粒子が最初に発見されたとき、質量が近いことから中間子と考えられ、「ミュー中間子」と名付けられた。しかし、核子を強く引き付ける力がないことから、実はレプトンであったと判明した。後に、本当に力を伝達するパイ中間子(ミュー粒子に崩壊する)が発見された。...
    8 KB (612 words) - 08:52, 11 July 2024
  • 36%のタウ粒子は、タウニュートリノ、ミュー粒子と反ミューュートリノに崩壊する。 τという記号は、ギリシア語のτριτον (triton, "third", "三番目") を意味する。これはタウ粒子が三番目に発見された荷電レプトンであったことに由来する。 1975年、Perl...
    5 KB (455 words) - 14:15, 13 July 2024
  • ミューュートリノ(英: muon neutrino)は、素粒子標準模型における第二世代のニュートリノである。レプトンの三世代構造において、同じく第二世代の荷電レプトンであるミュー粒子と対をなすため、ミューュートリノと名付けられた。 1940年代初頭に何人かの研究者によって理論的に予測され、196...
    5 KB (343 words) - 08:11, 3 February 2024
  • う量子統計が導かれ、これをフェルミ=ディラック統計という。 素粒子のうちクォークとレプトンはフェルミ粒子に属し、電子やミュー粒子、ニュートリノが含まれる。また、3つのクォークからなる複合粒子であるバリオンのうち、陽子や中性子がフェルミ粒子である。 長岡 洋介『統計力学』岩波書店〈岩波基礎物理シリーズ...
    5 KB (550 words) - 09:07, 25 October 2023
  •  /陽電子 e+   ミュー粒子 μ−   タウ粒子 τ−   ニュートリノ ν 電子ニュートリノ ν  e ミューュートリノ ν  μ タウニュートリノ ν  τ ボース粒子 ゲージ粒子 光子 γ ウィークボソン Wボソン W Zボソン Z グルーオン g スカラー粒子 ヒッグス粒子 H0   その他...
    5 KB (327 words) - 08:59, 7 October 2022
  • 粒子によるこれらの特殊効果を「ミノフスキー効果」と呼ぶ。 本粒子は「粒子加速器」によって発生が可能とされ、発生と同時に距離の2乗に比例した速度で拡散する。一定の濃度で散布を続けると、発生器の周囲には濃いミノフスキー粒子...
    97 KB (12,912 words) - 04:40, 1 July 2024