イッカク科

イッカク科
シロイルカ
シロイルカ Delphinapterus leucas
地質時代
中新世後期 - 完新世現代
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
階級なし : クジラ目 Cetacea
亜目 : ハクジラ亜目 Odontoceti
上科 : マイルカ上科 Delphinoidea
: イッカク科 Monodontidae
学名
Odobenocetops
Muizon1993

イッカク科は、クジラ目ハクジラ亜目の一つ。現生群は22で構成される。

主な棲息域は北極圏である。背びれがないかあるいは小さいことが特徴であり、これは氷の多い海域を泳ぐのに適応したためと考えられている。

化石記録では、中新世後期では東太平洋温帯 - 亜熱帯地域、鮮新世更新世でも中緯度から化石が発見されている。また南半球からの化石記録は、現時点では存在しない。[1]またイッカク科はネズミイルカ科から分岐したと推定されており、分子を用いた研究では、約1,300万年前(±400万年)に分岐が起きたとされる[2]

分類

[編集]

イッカク科 Monodontidae

補足

[編集]

カワゴンドウ属 Orcaellaマイルカ科に分類されることが一般的であるが、このイッカク科に分類されることも稀にある。また絶滅属オドベノケトプスもイッカク科に分類される事もある。

脚注

[編集]
  1. ^ 『鯨類学』 51頁
  2. ^ 『鯨類学』 52頁

参考文献

[編集]
  • 村山司『鯨類学』東海大学出版会〈東海大学自然科学叢書〉、2008年、51 - 52頁頁。ISBN 978-4-486-01733-2