エドマンド・ガンター
エドマンド・ガンター(Edmund Gunter、1581年 - 1626年12月10日)は、イギリスの数学者、天文学者である。計算尺、ガンター尺の発明者で知られる。
概要
[編集]1581年、イングランドのハートフォードシャーに生まれ、ウェストミンスター・スクールへ進学する。1599年にはクライスト・チャーチに進学し、1614年に説教者となり、1615年に学士の称号を得た。特に数学に関心を持っていたとされる。1619年からen:Gresham Collegeで天文学の教授を務めた。
1620年にはガンター氏チェーンを発明し、スコットランドの数学者であるジョン・ネイピアが1614年に対数に関する論文を発表した後、ガンターは1620年から1624年にかけて計算尺を発明した。 ガンターが発明した計算尺は長さ60cm、幅4cmの長い板に、数直線とそれに対する三角関数の値と対数値などが刻んであった。このことから、ガンターが対数の考案者ではないかと推測されている。
1620年のCanon Triangulorumで、cosineとcotangentの語を始めて導入した[1][2]。
ガンターの目盛り
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脚注
[編集]- ^ “Edmund Gunter”. Britannica. December 22, 2020閲覧。
- ^ “A reconstruction of Gunter's Canon triangulorum (1620)”. HAL (2010年12月6日). 2017年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月22日閲覧。
参考文献
[編集]- 彌永昌吉、中村誠太郎、三村征雄、湯川秀樹 著、相賀徹夫 編『万有百科大事典 16 物理・数学』(初版)小学館〈日本大百科全書〉(原著1976-4-20)。
- “[“計算尺の怒涛の歴史”. 201 計算尺の怒涛の歴史]”. 2018年11月28日閲覧。(Daisuke TOMINAGA )