エレンスト・ヴァン・ダイク
2014年、ボストンマラソン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
個人情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フルネーム | Ernst Francois van Dyk | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | 南アフリカ共和国 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕 | 1973年4月4日(51歳) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ウェブサイト | Ernst van Dyk | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
スポーツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国 | 南アフリカ共和国 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
競技 | 車いす陸上競技 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
エレンスト・ヴァン・ダイク(英語: Ernst Francois van Dyk、1973年4月4日 - )は、南アフリカの車いす陸上競技選手、パラサイクリング(ハンドサイクル)選手、パラ水泳選手。
人物
[編集]1973年に西ケープ州セレスに生まれる。先天的な両足の欠損を持って生まれたが、スポーツマンであった両親は彼の競技能力を見抜き、スポーツを勧めた。最初は、グラーフ=ライネの学校に通ったが、そこでは満足できなかった。その後、キンバリーにある障害をもった子供たちのためのエリザベスConradie学校に通った。10代で全国的なスイマーとして競技に参加した。1992年にステレンボッシュ大学に入学し、スポーツ科学の学位を得た[1]。
2006年には、スポーツの各分野で活躍した選手に贈られるローレウス世界スポーツ賞の障害者部門で受賞している[2]。2010年のボストンマラソンでの9回目の優勝を称え、南アフリカ政府は、Ikhamangaの勲位(Silver)を与えた[3]。
妻と娘がおり、西ケープ州のパールに居住している。「Enabledsport」という会社を経営しており、障害を持つアスリート向けの機器に関する事業を行っている。
競技成績
[編集]ボストンマラソン男子車いすの部において、10回優勝(最多記録)している。
パラリンピックには1992年のバルセロナ大会に、初めて参加し、水泳(平泳ぎ、背泳ぎ、自由形)と車いす陸上競技(800m)に出場した。その後は東京大会まで連続で出場している。初期には短距離に出場していたが、後に中長距離を専門とするようになり、近年ではパラサイクリング(ハンドサイクル)に出場している。2000年のシドニー大会の400mで銅メダルを獲得。2004年のアテネ大会では800mで銀メダル、1500mで銀メダル、5000mで銅メダルを獲得。また、2008年の北京大会では、車いすマラソンで銅メダル、ハンドサイクル(ロードレース)において金メダルを獲得している[4]。
ハンドサイクルでは、2009年にイタリアで開催されたUCI世界選手権で銀メダルと銅メダルを獲得、また2007年にボルドーで開催されたUCI世界選手権でロードレースとタイムトライアルの2種目で金メダルを獲得している。
Year | ボストンマラソン | ニューヨークシティマラソン | パリマラソン | ロサンゼルスマラソン | ロンドンマラソン | グレートノースラン |
---|---|---|---|---|---|---|
2001 | 1:25:12 | |||||
2002 | 1:23:19 | |||||
2003 | 1:28:32 | 1:35:36 | ||||
2004 | 1:18:27 | 1:40:41 | ||||
2005 | 1:24:11 | 1:31.11 | ||||
2006 | 1:25:29 | 1:24:48 (大会記録) | ||||
2007 | 1:37:10 | 42:35 | ||||
2008 | 1:26:49 | |||||
2009 | 1:33:29 | 1:44:20 | ||||
2010 | 1:26:53 | 1:47:10 | 1:28:59 | |||
2011 | 1:18:51 | |||||
2012 | 1:24:23 | |||||
2013 | 1:27:12 | 1:40:14 | 1:31:30 | |||
2014 | 1:20:36 | 1:30:56 | 1:32:42 | |||
2015 | 1:36:27 | 1:30:54 | 1:31:38 | |||
2016 | 1:24:06 | 1:40:08 | 1:35:23 | |||
2017 | 1:18:04 | 1:39:56 | ||||
2018 | 1:47:14 | 1:51:09 | ||||
2019 | 1:27:23 | 1:40:00 |
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- Ernst van Dyk(公式ウェブサイト)
- エレンスト・ヴァン・ダイク (@ernstvandyk) - X(旧Twitter)
- Ernst Francois van Dyk | International Paralympic Committee(国際パラリンピック委員会(IPC)による紹介)