ゲラニオール
ゲラニオール | |
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3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 106-24-1 |
EC番号 | 203-377-1 |
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特性 | |
化学式 | C10H18O |
モル質量 | 154.25 g/mol |
密度 | 0.889 g/cm3 |
融点 | 15 ℃ |
沸点 | 229 ℃ |
水への溶解度 | 不溶 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ゲラニオール (geraniol) はゼラニウムから発見された直鎖モノテルペノイドの一種。主にローズオイル、パルマローザ油、シトロネラ油に含まれる。また、ゼラニウムやレモン、いくつかの精油にも含まれている。無色または薄い黄色の液体で、水には溶けないが多くの有機溶媒には溶ける。バラに似た芳香を持ち、広く香水に使われている。また、モモ、ラズベリー、グレープフルーツ、リンゴ、プラム、ライム、オレンジ、レモン、スイカ、パイナップル、ブルーベリーのような芳香としても用いられる。
用途
[編集]研究によって、防蚊剤の効果があることが示されている[1][2]。また、ミツバチはニオイ腺で合成したゲラニオールを使って蜜を持っている花とミツバチの巣の入口を標識する。
生化学
[編集]ゲラニオールが置換基となったときはゲラニル基と呼ばれ、他のテルペンの生合成にとって重要である。
反応
[編集]酸性溶液中ではゲラニオールは環化してα-テルピネオールとなる。
脚注
[編集]- ^ Barnard, D.R., and Xue, R. Laboratory evaluation of mosquito repellents against Aedes albopictus, Culex nigripalpus, and Ochlerotatus triseriatus (Diptera: Culicidae), J. Med. Entomol. 41(4):726-730, 2004.
- ^ UF entomologist develops safe, effective alternative to DEET insect repellents, Univ. of Florida, 1999.