サンポール
サンポールは、大日本除虫菊(金鳥)より発売されているトイレ用洗剤である。
特徴
[編集]この節は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2020年7月) |
便器のがんこな黄ばみ・尿石を、酸の力で落とすトイレ用洗剤として、1960年代に当時の日本電酸工業株式会社(東京都足立区にあった)の製造で「トイレサンポール」という商品名で発売された。トイレの便器の他に(トイレの)タイルの洗浄にも適している。
1990年に経営不振に陥った旧サンポール株式会社から大日本除虫菊株式会社に営業を授受された。授受後暫くは商品名が『サンポールK』(Kは金鳥のK)で、当時のデザインは黄色ロゴの上に旧サンポール(株)の商標である太陽ロゴが記載されていたが、後のリニューアル時に現在の『サンポール』に変更、便器の縁裏にもかけやすいよう、黄色の横向きノズル(500ml、800ml及び1000mlサイズにのみ)が搭載。当時のデザインは虹の上にロゴと赤のバーに「トイレの洗浄・除菌」と表記されていた。
2002年の発売分より現在のパッケージデザインにリニューアルし、横向きノズルは「スミズミノズル」と呼ばれるようになった。新デザインに伴いロゴもマイナーチェンジされ、ロゴの上には「酸が効く」右には「黄ばみ(改行)スッキリ!!」と表記。
かつては「水洗サンポールS(当時のサンポール(株)より発売)」も存在。類似品(「ナイス」山崎産業(株)製造 など)も多数出回った。
成分
[編集]塩酸(9.5 %)、界面活性剤(アルキルトリメチルアンモニウム塩)、洗浄助剤、増粘剤、香料、着色剤
掃除の際の注意
[編集]酸性であり、アルカリ性の他の洗剤(漂白剤、カビ取り剤等の塩素系(次亜塩素酸塩を含む)の製品)や硫化物を含む薬剤と混合すると化学反応を起こし、有毒の塩素ガスや硫化水素ガスが発生するため、容器ラベルには「まぜるな危険」と目立つように表記されている。「まぜるな」がひらがなである理由については、子供でも読めるようにする業界での配慮といわれている。
姉妹品
[編集]- 浄化槽サンポール - 浄化槽式トイレに適した洗剤。黄ばみのほか、黒ズミを強力分解する。酸性ではない。
- サンポールスプレー サピカ - 便器内の汚れを約1週間防止でき、除菌もできる乳酸配合のスプレータイプ。洗浄と同時に防汚効果を発揮。酸性ではない。
- バスカビサンポール - かつてのサンポール株式会社が発売していたお風呂用洗剤。カビや黒ズミを落とす。
CM出演者
[編集]外部リンク
[編集]- サンポール - 大日本除虫菊株式会社