スク・スク

スクスク、スク・スク

  • 音楽ジャンルの一つ。
  • 1960年代に各国で流行した楽曲。本項で記述。

スク・スク」(Sucu Sucu)は、1961年前後に世界各国でそれぞれカバー・リリースされた楽曲である。

楽曲解説

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元々はボリビア在住のタラテーニョ・ロハススペイン語版英語版 の作品である。1959年発表。1961年頃よりヨーロッパ各国で流行した音楽であった。

スク・スクは当時日本でも各レコード会社ドドンパパチャンガ英語版に次ぐ第3のリズムとして注目していた(また、それに続く第4のリズムとしてチュンガ(ペレス・プラードが生み出したリズムの一つ)も注目された)[1]

この楽曲は日本のみならず世界各国でもカバーされた。中には世界的に有名な歌手の1人であるカテリーナ・ヴァレンテイタリア語版英語版によるカバーも存在する。

1961年7月日本語訳されたものがザ・ピーナッツの歌唱によりキングレコードから発表された[2]。同月にはダニー飯田とパラダイスキング、翌8月には西田佐知子等、日本の各歌手及び楽団が本作をカバーし発表、競作となった。数ある競作の中で一番ヒット、浸透したのはザ・ピーナッツ版である。

ザ・ピーナッツ版の歌詞は2種類あり、初期は「麻薬に良く似た スク・スクの味」と歌詞の中にあったが、後年の再録音時に当該箇所が「何とも言えない スク・スクの味」と変更された。歌詞変更の詳細な理由については不明である。

なお、1961年大晦日の『第12回NHK紅白歌合戦』ではザ・ピーナッツが歌唱した。またザ・ピーナッツの楽曲に「スク・スク・ドール」があるが、本作「スク・スク」とは無関連である。

主な歌唱(演奏)

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日本国外の歌手・演奏者
日本の歌手・演奏者

他、多数。

備考

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JASRACに於いては2018年現在、外国作品/出典:PJ (サブ出版者作品届) /作品コード 0S0-9920-9 SUCU SUCU として登録[3]。計18組の歌手楽団が「アーティスト」とされている[3]

出版者はEDITORIAL LAGOS Ⓐ 301 / 373。日本でのサブ出版[4]ワーナー・チャペル音楽出版 株式会社 Synch事業部が保有している[3]

訳詞は漣健児が登録、音羽たかしは未登録である[3]

主要参考文献

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脚注

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  1. ^ 「チュンガ登場 激化するリズム合戦」『読売新聞』1961年9月9日付夕刊、8頁。
  2. ^ ただし歌の冒頭にて発せられる英語の台詞「Cammon Doing Sucu Sucu」の部分はスマイリー小原が担当している。
  3. ^ a b c d JASRAC作品データベース検索サービス J-WID 検索結果
  4. ^ 音楽出版者が全世界の地域について単独でその活動を行うことは難しいことから、特定地域の出版者と、その地域についての利用開発やプロモーションを任せる契約を結ぶことがある。この場合、作詞者・作曲者から直接権利を取得した音楽出版者はOP(Original Publisher)と呼称し、OPと契約を結び特定地域についての活動を任せられた音楽出版者はSP(Sub Publisher)と呼称する。


先代
悲しき16才
ザ・ピーナッツ
NHK紅白歌合戦歌唱楽曲
1961年・第12回
次代
ふりむかないで