文字揃え
文字揃え(もじそろえ)は、タイポグラフィで、行の中に文字をどう配置するかの規則である。
コンピュータでは、行頭を一致させる左揃えが最も一般的である。印刷物では、行頭と行末を共に一致させる両端揃えが一般的である。他にも、特殊な状況で使うさまざまな文字揃えがある。
文字揃えの種類
[編集]- 左揃え
- 行の左端(左横書きなら行頭)を一致させる。行の右端(行末)は不揃いになる。
- 右揃え
- 行の右端(左横書きなら行末)を一致させる。行の左端(行頭)は不揃いになる。署名や出典などの短い字句や、数値(整数)などに使う。右横書きでは左揃えと右揃えの役割は逆になる。
- 上揃え(天付き)・下揃え(地付き)
- 縦書きでの左揃え・右揃えに相当する。
- 中央揃え
- 行の中心を一致させる。行頭・行末とも不揃いになるが、アウトラインが左右対称になる。表題や、目立たせたい短文などに使う。
- 両端揃え(ジャスティフィケーション・均等割付)
- 行の両端を共に一致させる。行の長さが一定でない場合は、字間(欧文では語間)を調整して長さを一定にする。均等割付 (distribution) は欧文ではあまり使われることがないが、和文など東アジアの言語で書かれた文書では、その見栄えを良くするために用いられる。
- 小数点揃え(デシマルタブ)
- 数値(小数)に対して、小数点の位置を一致させる。
- 等号揃え
- 数式に対して、等号や不等号の位置を一致させる。
例示
[編集]左揃え | ■■■■■■ ■■■ ■■■■ |
右揃え | ■■■■■■ ■■■ ■■■■ |
中央揃え | ■■■■■■ ■■■ ■■■■ |