ノッキングポイント

ノッキングポイント
第90回東京優駿(日本ダービー)パドック
(2023年5月28日)
欧字表記 Nocking Point[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2020年1月30日(4歳)[1]
抹消日 2024年7月18日
モーリス[1]
チェッキーノ[1]
母の父 キングカメハメハ[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)サンデーレーシング[1]
調教師 木村哲也美浦[1]
競走成績
生涯成績 11戦3勝[1]
獲得賞金 1億2050万7000円[1]
勝ち鞍
GIII 新潟記念 2023年
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ノッキングポイント(欧字名:Nocking Point2020年1月30日 - )は、日本競走馬[1]2023年新潟記念の勝ち馬である。

馬名の意味は、「アーチェリーで矢を弦につがえる場所」。

経歴

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2歳(2022年)

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6月4日東京芝1600mの2歳新馬戦に1番人気で出走。道中は先団でレースを進め、直線で抜け出すと最後は後続に3馬身差をつけ圧勝した[2]。10月8日のサウジアラビアロイヤルカップではスタートで後手を踏み後方で待機し、直線で外から追い込んできたがドルチェモアの4着に敗れた[3]

3歳(2023年)

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1月5日のリステッド競走・ジュニアカップでは道中他馬に接触される不利もあり6着に終わる。2月19日東京芝1600mの3歳1勝クラスでは中団追走から直線で楽に抜け出して2勝目を挙げる。3月25日の毎日杯では中団でレースを進め、最後の直線でメンバー上がり最速タイの35秒0の末脚を繰り出したが勝ち馬シーズンリッチに半馬身届かず2着となった[4]。5月28日に行われた第90回東京優駿では15番人気と低評価であったが、中団からしぶとく脚を伸ばして5着と健闘した。 9月3日の新潟記念では道中好位追走から直線で馬場のインから脚を伸ばして先頭に立つと、最後はユーキャンスマイルの追撃を1馬身差で振り切り重賞初制覇を果たした[5]。10月22日に行われた菊花賞では道中中団でレースを進めたが2周目4コーナーでズルズルと後退し15着と大敗を喫した。

4歳(2024年)

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3月10日の金鯱賞で始動。レースでは好位中団で脚を溜めるも直線では全く伸びずブービーの12着に沈むと、続く新潟大賞典では道中3番手で追走したが直線で伸びを欠いて8着に終わった。7月7日の七夕賞では中団から鋭く脚を伸ばしてレッドラディエンスの3着と好走したが[6]、レース後の7月11日に右前繋部浅屈腱炎を発症したことが判明[7]。その後、ノーザンファーム空港牧場に移動して改めて検査を行った結果、右前脚のつなぎの部分を損傷していることが確認され、調教再開まで1年を要することや屈腱炎再発の可能性もあることから7月18日に所有するサンデーサラブレッドクラブにより現役引退が発表され[8]、同日付で競走馬登録を抹消された。引退後は乗馬となる予定であるが、繋養先は未定[9]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[10]およびnetkeiba.com[11]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.06.04 東京 2歳新馬 芝1600m(良) 13 7 10 002.70(1人) 01着 R1:35.3(33.2) -0.5 0C.ルメール 54 オールパルフェ 464
0000.10.08 東京 サウジRC GIII 芝1600m(良) 9 5 5 001.40(1人) 04着 R1:34.1(33.6) -0.7 0C.ルメール 55 ドルチェモア 474
2023.01.05 中山 ジュニアC L 芝1600m(良) 13 7 10 002.10(1人) 06着 R1:34.9(36.4) -1.2 0横山武史 56 クルゼイロドスル 482
0000.02.19 東京 3歳1勝クラス 芝1600m(良) 12 4 4 003.20(1人) 01着 R1:32.9(33.9) -0.3 0C.ルメール 56 (バルサムノート) 486
0000.03.25 阪神 毎日杯 GIII 芝1800m(良) 13 6 8 005.60(2人) 02着 R1:46.7(35.0) -0.1 0藤岡佑介 56 シーズンリッチ 484
0000.05.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 7 15 168.8(15人) 05着 R2:25.4(33.4) -0.2 0北村宏司 57 タスティエーラ 488
0000.09.03 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 14 3 3 005.00(2人) 01着 R1:59.0(33.8) -0.2 0北村宏司 54 ユーキャンスマイル 494
0000.10.22 京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 17 5 9 041.7(10人) 15着 R3:05.2(35.5) -2.1 0北村宏司 57 ドゥレッツァ 492
2024.03.10 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 13 6 9 012.60(4人) 12着 R2:00.3(36.8) -2.7 0戸崎圭太 57 プログノーシス 494
0000.05.05 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m(良) 16 4 7 016.80(8人) 08着 R2:01.0(34.8) -0.9 0杉原誠人 57.5 ヤマニンサルバム 494
0000.07.07 福島 七夕賞 GIII 芝2000m(良) 15 4 7 020.00(8人) 03着 R1:58.3(36.0) -0.4 0杉原誠人 57.5 レッドラディエンス 486

血統表

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ノッキングポイント血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ロベルト系

モーリス
2011 鹿毛
父の父
スクリーンヒーロー
2004 栗毛
*グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora
ランニングヒロイン *サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
父の母
メジロフランシス
2001 鹿毛
カーネギー Sadler's Wells
Detroit
メジロモントレー *モガミ
メジロクインシー

チェッキーノ
2013 栗毛
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
母の母
ハッピーパス
1998 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ハッピートレイルズ *ポッセ
*ロイコン
母系(F-No.) ハッピートレイルズ(IRE)系(FN:4-d)
5代内の近親交配 サンデーサイレンス 4×3=18.75%
出典
  1. ^ ノッキングポイント 5代血統表 2023年9月3日閲覧

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ノッキングポイント”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月22日閲覧。
  2. ^ ノッキングポイントが東の1番星 3馬身差の完勝/新馬戦日刊スポーツ、2022年6月4日配信・閲覧
  3. ^ 【サウジアラビアRC】1番人気ノッキングポイントは4着 ルメール「もっと長い距離の方がいいかも」サンケイスポーツ、2022年10月8日配信・閲覧
  4. ^ 【毎日杯】ノッキングポイントが上がり最速タイで2着 藤岡佑介騎手「広いところを走らせてあげようと…」サンケイスポーツ、2023年3月25日配信・閲覧
  5. ^ 3歳馬ノッキングポイントが古馬一蹴、重賞初V 北村宏司は2週連続制覇/新潟記念日刊スポーツ、2023年9月3日配信・閲覧
  6. ^ ノッキングポイント、しぶとく3着 杉原「苦しくなってからもファイトしてくれた」【競馬・七夕賞】中日新聞web、2024年7月7日配信・閲覧
  7. ^ ノッキングポイントが故障日本中央競馬会、2024年7月11日配信・閲覧
  8. ^ 屈腱炎判明のノッキングポイント、引退…右前脚つなぎの損傷を考慮 23年ダービー5着、新潟記念Vnetkeiba.com、2024年7月18日配信・閲覧
  9. ^ ノッキングポイントの競走馬登録抹消日本中央競馬会、2024年7月18日配信・閲覧
  10. ^ ノッキングポイント 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月22日閲覧。
  11. ^ "ノッキングポイントの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年10月22日閲覧

外部リンク

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