プロヴァンス (戦艦)
艦歴 | |
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発注: | |
起工: | 1912年5月1日 |
進水: | 1913年4月20日 |
就役: | 1915年6月 |
退役: | |
その後: | 1942年11月27日に自沈 |
除籍: | |
性能諸元 | |
排水量: | 基準 23,230トン、満載 26,180トン |
全長: | 166 m |
全幅: | 26.9 m |
吃水: | 9.8m |
機関: | パーソンズ式ギヤードタービン、4軸推進、29,000 hp |
最大速: | 20ノット |
航続距離: | 10ノット/4,700海里 |
兵員: | 士官、兵員1,133名 |
兵装: | 34cm(45口径)連装砲5基、 13.9cm(55口径)単装砲10基、 10cm(45口径)単装高角砲7基、 47mm単装砲4基、 45mm機銃二丁 |
装甲: | 舷側:270mm 甲板:105mm 主砲塔:400mm |
艦載機: | 3機 |
プロヴァンス(Provence)はフランス海軍の戦艦。プロヴァンス級戦艦の1隻。
艦歴
[編集]プロヴァンスはアーセナル・デ・ロリアンで1912年5月1日に起工した。1913年4月20日に進水し、1915年6月に竣工、就役した。
プロヴァンスの兵装は姉妹艦同様にノルマンディー級に搭載予定であった新型の34cm砲が搭載された。同砲は連装で砲塔に収められ、艦前方に2基、後方に2基、艦中央部に1基、いずれも中心線に配置された。
就役後は姉妹艦2隻と共に地中海で活動した。1940年7月3日のメルセルケビール海戦でイギリス軍の攻撃を受け中破、沈没を防ぐため自ら座礁せざるを得なくなった。その後トゥーロンで修理が行われたものの、1942年11月27日のドイツ軍侵攻時に他の艦と共に自沈処理された。
1943年7月11日、プロヴァンスはドイツ軍によって浮揚された。一部の34cm砲は取り外され、海岸砲台として使用されたこの時、34cm砲は47.5度まで仰角が取られるよう改良され35,432mの大射程を得た。1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦の後、プロヴァンスは閉塞船として再び自沈処理が行われた。
1949年4月に引き上げられ、スクラップとして廃棄された。