ベン・ニコルソン
ベン・ニコルソン Ben Nicholson | |
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母親のメーベル・プライドによる肖像画 | |
生誕 | 1894年4月10日 バッキンガムシャー |
死没 | 1982年2月6日 ロンドン |
ベン・ローダー・ニコルソン OM(Benjamin Lauder Nicholson, 1894年4月10日 - 1982年2月6日)はイギリスの画家。抽象絵画を多く制作した。
バッキンガムシャーのデナムに生まれ、ロンドンに没する[1]。父ウィリアム・ニコルソン(Sir William Nicholson, 1872年2月5日 - 1949年5月16日)、母親のメーベル・プライド(Mabel Pryde、1871年2月12日 – 1918年7月)も画家である。
初期は、ポール・セザンヌやキュビスムに近い作品を制作。その後、Seven and Five Society、ユニット・ワンやアプストラクシオン=クレアシオンなどに参加し、抽象作品に向かった。
抽象作品については、白い彫刻レリーフなど、徹底した幾何学的抽象作品を制作した。単なる絵画にとどまらず、彫刻的な要素をたぶんに含む作品が多く、しかも、白や淡い色のものなど、色彩が抑えられている作品が多い。イギリスの抽象絵画を強力に牽引した一人である。1938年から1951年にかけては、バーバラ・ヘップワースと結婚していた。1957年には、サンパウロ国際ビエンナーレで、美術絵画賞を受賞した[2]。彼は1982年に死去している。
日本での展覧会
[編集]- ベン・ニコルソン展(2004年、神奈川県立近代美術館(葉山館)、愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)、東京ステーションギャラリー)
関連する日本での展覧会
[編集]脚注
[編集]- ^ 三重県立美術館
- ^ Ben Nicholson OM 1894–1982 Tate Gallery. 8 December 2023閲覧