ボディル賞 非アメリカ映画賞
ボディル賞 非アメリカ映画賞(Bodilprisen for bedste ikke-amerikanske film)は、ボディル賞の賞の一つで、アメリカ以外の外国語映画に対して贈られる。1948年から授賞を開始したが、1961年から1969年までは「ヨーロッパ映画賞」と呼ばれた[1]。
受賞作品
[編集]開催年 | 題名 原題 | 監督 | 製作国 |
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1948年 | 赤い靴 The Red Shoes | マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー | イギリス |
1949年 | ハムレット Hamlet | ローレンス・オリヴィエ | イギリス |
1950年 | 第三の男 The Third Man | キャロル・リード | イギリス |
1951年 | 自転車泥棒 Ladri di biciclette | ヴィットリオ・デ・シーカ | イタリア |
1952年 | The Browning Version | アンソニー・アスキス | イギリス |
1953年 | Bara en mor | アルフ・シェーベルイ | スウェーデン |
1954年 | 禁じられた遊び Jeux interdits | ルネ・クレマン | フランス |
1955年 | ウンベルト・D Umberto D. | ヴィットリオ・デ・シーカ | イタリア |
1956年 | 道 La Strada | フェデリコ・フェリーニ | イタリア |
1957年 | 夏の夜は三たび微笑む Sommarnattens leende | イングマール・ベルイマン | スウェーデン |
1958年 | リラの門 Porte des Lilas | ルネ・クレール | フランス |
1959年 | 野いちご Smultronstället | イングマール・ベルイマン | スウェーデン |
1960年 | 大人は判ってくれない Les Quatre Cents Coups | フランソワ・トリュフォー | フランス |
1961年 | 誓いの休暇 Баллада о солдате | グリゴーリ・チュフライ | ソビエト連邦 |
1962年 | 若者のすべて Rocco e i suoi fratelli | ルキノ・ヴィスコンティ | イタリア フランス |
1963年 | 突然炎のごとく Jules et Jim | フランソワ・トリュフォー | フランス |
1964年 | 8 1/2 8 1/2 | フェデリコ・フェリーニ | イタリア |
1965年 | 柔らかい肌 La Peau douce | フランソワ・トリュフォー | フランス |
1966年 | ゲームの規則 La Règle du Jeu | ジャン・ルノワール | フランス |
1967年 | ブロンドの恋 Lásky jedné plavovlásky | ミロシュ・フォアマン | チェコスロバキア |
1968年 | 昼顔 Belle de Jour | ルイス・ブニュエル | フランス イタリア |
1969年 | プレイタイム Play Time | ジャック・タチ | フランス |
1970年 | Adlen'31 | ボー・ヴィーデルベリ | スウェーデン |
1971年 | 肉屋 Le Boucher | クロード・シャブロル | フランス |
1972年 | ベニスに死す Morte a Venezia | ルキノ・ヴィスコンティ | イタリア フランス |
1973年 | Nybyggarna | ヤン・トロエル | スウェーデン |
1974年 | 叫びとささやき Viskningar och rop | イングマール・ベルイマン | スウェーデン |
1975年 | フェリーニのアマルコルド Amarcord | フェデリコ・フェリーニ | イタリア |
1976年 | さすらいの二人 Professione: reporter | ミケランジェロ・アントニオーニ | イタリア |
1977年 | 1900年 Novecento | ベルナルド・ベルトルッチ | イタリア フランス 西ドイツ |
1978年 | プロピデンス Providence | アラン・レネ | フランス |
1979年 | 秋のソナタ Höstsonaten | イングマール・ベルイマン | スウェーデン |
1980年 | ブリキの太鼓 Die Blechtrommel | フォルカー・シュレンドルフ | 西ドイツ |
1981年 | Max Havelaar of de koffieveilingen der Nederlandsche handelsmaatschappij | フォンス・ラデメーカーズ | オランダ |
1982年 | フランス軍中尉の女 The French Lieutenant's Woman | カレル・ライス | イギリス |
1983年 | Den enfaldige mördaren | ハンス・アルフレッドソン | スウェーデン |
1984年 | カルメン Carmen | カルロス・サウラ | スペイン |
1985年 | パリ、テキサス Paris, Texas | ヴィム・ヴェンダース | 西ドイツ フランス |
1986年 | 乱 | 黒澤明 | 日本 フランス |
1987年 | マイライフ・アズ・ア・ドッグ Mitt liv som hund | ラッセ・ハルストレム | スウェーデン |
1988年 | ラウンド・ミッドナイト Round Midnight | ベルトラン・タヴェルニエ | フランス |
1989年 | さよなら子供たち Au revoir les enfants | ルイ・マル | フランス |
1990年 | 殺人に関する短いフィルム Krótki film o zabijaniu | クシシュトフ・キェシロフスキ | ポーランド |
1991年 | デカローグ Dekalog | クシシュトフ・キェシロフスキ | ポーランド |
1992年 | ライフ・イズ・スイート Life Is Sweet | マイク・リー | イギリス |
1993年 | ハワーズ・エンド Howards End | ジェームズ・アイヴォリー | イギリス |
1994年 | 受賞作品なし | ||
1995年 | トリコロール/赤の愛 Trois Couleurs: Rouge | クシシュトフ・キェシロフスキ | フランス ポーランド |
1996年 | Lamerica | ジャンニ・アメリオ | イタリア |
1997年 | トレインスポッティング Trainspotting | ダニー・ボイル | イギリス |
1998年 | フル・モンティ The Full Monty | ピーター・カッタネオ | イギリス |
1999年 | マイ・ネーム・イズ・ジョー My Name Is Joe | ケン・ローチ | イギリス |
2000年 | オール・アバウト・マイ・マザー Todo sobre mi madre | ペドロ・アルモドバル | スペイン |
2001年 | グリーン・デスティニー 臥虎蔵龍 | アン・リー | 台湾 |
2002年 | 散歩する惑星 Sånger från andra våningen | ロイ・アンダーソン | スウェーデン |
2003年 | トーク・トゥ・ハー Hable con ella | ペドロ・アルモドバル | スペイン |
2004年 | グッバイ、レーニン! Good Bye Lenin! | ヴォルフガング・ベッカー | ドイツ |
2005年 | みんな誰かの愛しい人 Comme une image | アニエス・ジャウィ | フランス |
2006年 | ヒトラー 〜最期の12日間〜 Der Untergang | オリヴァー・ヒルシュビーゲル | ドイツ |
2007年 | 善き人のためのソナタ Das Leben der Anderen | フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク | ドイツ |
2008年 | パンズ・ラビリンス El laberinto del fauno | ギレルモ・デル・トロ | メキシコ スペイン |
2009年 | ぼくのエリ 200歳の少女 Låt den rätte komma in | トーマス・アルフレッドソン | スウェーデン |
2010年 | 戦場でワルツを ואלס עם באשיר | アリ・フォルマン | イスラエル |
2011年 | 白いリボン Das weiße Band | ミヒャエル・ハネケ | オーストリア |
2012年 | 別離 جدایی نادر از سیمین | アスガル・ファルハーディー | イラン |
2013年 | 愛、アムール Amour | ミヒャエル・ハネケ | フランス |
2014年 | アデル、ブルーは熱い色 La vie d'Adele : Chapitres 1 et 2 | アブデラティフ・ケシシュ | フランス |
2015年 | フレンチアルプスで起きたこと Turist | リューベン・オストルンド | スウェーデン |
2016年 | Mommy/マミー Mommy | グザヴィエ・ドラン | カナダ |
2017年 | ありがとう、トニ・エルドマン Toni Erdmann | マーレン・アデ | ドイツ |
2018年 | ROMA/ローマ Roma | アルフォンソ・キュアロン | メキシコ |
脚注
[編集]- ^ “Ikke-amerikanske film”. Bodilprisen. 2020年1月19日閲覧。