ボーンキング

ボーンキング
第125回天皇賞(春)出走時
(画像右、2002年4月28日)
欧字表記 Born King[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1998年5月13日(26歳)
登録日 2000年10月5日
抹消日 2005年12月22日
サンデーサイレンス[1]
バレークイーン[1]
母の父 Sadler's Wells[1]
生国 日本の旗 日本北海道早来町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 金子真人
→金子真人ホールディングス(株)[1]
調教師 松田国英栗東[1]
競走成績
生涯成績 17戦2勝[1]
獲得賞金 1億5054万2000円[1]
勝ち鞍
GIII 京成杯 2001年
テンプレートを表示

ボーンキング(欧字名:Born King1998年5月13日 - )は、日本の競走馬、日本およびフランス種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2001年京成杯

1998年の当歳セレクトセールにおいて1億4000万円で落札された。半兄フサイチコンコルド、半姉にグレースアドマイヤ、半弟にアンライバルドがいる。馬名の意味は、「生まれながらの王」。

経歴

[編集]

競走馬時代

[編集]

2000年 - 2002年

[編集]

3歳(現2歳)時の2000年12月2日阪神競馬場で行われた新馬戦がデビュー戦となり、オリビエ・ペリエが騎乗して1番人気に支持されたが、3番人気のアグネスタキオンに敗れて5着だった。続く12月24日の新馬戦ではミルコ・デムーロが騎乗して、前走で先着を許したロジータの仔であるリブロードキャストに次ぐ2番人気だったが、レースを制して初勝利を挙げた。

現表記の3歳となった2001年の初戦は、デビット・ハリソンが騎乗して格上挑戦で京成杯に出走し、3番人気でレースを制して重賞初挑戦で初勝利を挙げた。なおデビット・ハリソンにとっても中央競馬での重賞初勝利となった。続く弥生賞では鞍上に武豊を迎え、デビュー戦で敗れているアグネスタキオンに次ぐ2番人気に支持されたが、レースではアグネスタキオンに5馬身差をつけられての2着だった。そしてクラシック初戦の皐月賞柴田善臣が騎乗して4番人気となったが16着、京都新聞杯5着を挟み出走した東京優駿では4着となり、レース後は休養に入った。秋はセントライト記念からの始動が予定されていたが、8月に函館競馬場での調教中に左後球節炎を発症してノーザンファームで療養することになった。

復帰戦は4歳となった2002年アメリカジョッキークラブカップとなり、6番人気で3着に入った。続く京都記念ではひさびさに武豊が騎乗して1番人気に支持されたが7着という結果に終わった。その後の阪神大賞典は5着、天皇賞(春)ではマンハッタンカフェジャングルポケットナリタトップロードの三強に続く4着と堅実な走りを見せた。その後ノーザンファームへ放牧に出された。

2003年 - 2005年

[編集]

脚部不安などアクシデントに見舞われ長期休養が続き、2005年5月ごろにようやく帰厩した。そして3年2か月ぶりの実戦復帰となったエプソムカップでは、長期休養明けにもかかわらず13番人気で5着に入った。次走は中1週宝塚記念に出走したが10着だった。なお、8月3日付で馬主登録が金子真人から金子真人ホールディングス株式会社に変更となっている。秋は朝日チャレンジカップから始動して7番人気で4着に入ったものの、その後3走は大敗して同年12月22日付で競走馬登録を抹消され競走馬を引退した[2]

種牡馬時代

[編集]

2006年よりブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養され、初年度は65頭に種付けを行った。

2008年4月8日HBA軽種馬農協門別種馬場へ移動したが、日本国内での供用はこの年限りとなった。イタリアへの輸出は契約が頓挫し、フランスへ輸出され、2018年まで供用された[3]

競走成績

[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[4]およびJBISサーチ[5]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2000.12.02 阪神 3歳新馬 10 3 3 002.2 0(1人) 05着 O.ペリエ 54kg 芝2000m(良) 2:06.3 (35.4) -2.0 アグネスタキオン
0000.12.24 阪神 3歳新馬 12 1 1 003.6 0(2人) 01着 M.デムーロ 54kg 芝2000m(良) 2:04.0 (36.3) -0.1 (シノグラフィー)
2001.01.14 中山 京成杯 GIII 14 6 9 004.9 0(3人) 01着 D.ハリソン 55kg 芝2000m(良) 2:03.2 (37.4) -0.1 (マイネルエスケープ)
0000.03.04 中山 弥生賞 GII 8 3 3 004.9 0(2人) 02着 武豊 55kg 芝2000m(不) 2:06.5 (39.6) -0.8 アグネスタキオン
0000.04.15 中山 皐月賞 GI 18 6 12 024.4 0(4人) 16着 柴田善臣 57kg 芝2000m(良) 2:02.6 (37.6) -2.3 アグネスタキオン
0000.05.04 京都 京都新聞杯 GII 17 3 5 004.0 0(2人) 05着 柴田善臣 56kg 芝2000m(良) 2:00.8 (36.3) -1.0 テンザンセイザ
0000.05.27 東京 東京優駿 GI 18 6 12 021.1 0(6人) 04着 K.デザーモ 57kg 芝2400m(重) 2:27.7 (36.5) -0.7 ジャングルポケット
2002.01.20 東京 AJCC GII 12 8 11 006.6 0(6人) 03着 蛯名正義 56kg 芝2200m(良) 2:13.8 (34.9) -0.1 フサイチランハート
0000.02.16 京都 京都記念 GII 9 4 4 002.5 0(1人) 07着 武豊 56kg 芝2200m(良) 2:12.7 (35.0) -0.9 ナリタトップロード
0000.03.17 阪神 阪神大賞典 GII 9 7 7 012.5 0(4人) 05着 安藤勝己 56kg 芝3000m(良) 3:08.3 (35.0) -0.4 ナリタトップロード
0000.04.28 京都 天皇賞(春) GI 11 2 2 023.4 0(6人) 04着 M.デムーロ 58kg 芝3200m(良) 3:19.8 (34.6) -0.3 マンハッタンカフェ
2005.06.12 東京 エプソムC GIII 17 8 16 043.8 (13人) 05着 福永祐一 57kg 芝1800m(良) 1:47.1 (34.6) -0.5 スズノマーチ
0000.06.26 阪神 宝塚記念 GI 15 3 5 147.4 (13人) 10着 武幸四郎 58kg 芝2200m(良) 2:12.9 (36.8) -1.4 スイープトウショウ
0000.09.10 阪神 朝日CC GIII 14 5 7 012.0 0(7人) 04着 和田竜二 56kg 芝2000m(良) 1:59.5 (35.7) -0.1 ワンモアチャッター
0000.10.09 京都 京都大賞典 GII 12 6 7 014.1 0(4人) 12着 秋山真一郎 57kg 芝2400m(良) 2:26.8 (34.9) -1.4 リンカーン
0000.11.05 京都 カシオペアS OP 12 6 7 009.7 0(7人) 09着 C.ルメール 56kg 芝1800m(良) 1:46.7 (33.6) -0.6 アサカディフィート
0000.12.11 阪神 鳴尾記念 GIII 13 6 9 020.7 0(8人) 13着 武幸四郎 55 芝2000m(良) 2:03.3 (36.4) -1.7 メジロマントル

血統表

[編集]
ボーンキング血統サンデーサイレンス系 / Hail to Reason 3×5=15.63%、Almahmoud 4×5=9.38%) (血統表の出典)

*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
父の父
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss

*バレークイーン
Ballet Queen
1988 鹿毛
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
母の母
Sun Princess
1980 鹿毛
*イングリッシュプリンス Petingo
English Miss
Sunny Valley Val de Loir
Sunland F-No.1-l

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n ボーンキング”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月21日閲覧。
  2. ^ ボーンキングが引退、種牡馬入り”. netkeiba.com. 2022年2月5日閲覧。
  3. ^ BORN KING” (英語). ifce. 2022年2月5日閲覧。
  4. ^ ボーンキングの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月21日閲覧。
  5. ^ ボーンキング 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月21日閲覧。

外部リンク

[編集]