伊藤憲治
伊藤 憲治(いとう けんじ、1915年1月30日 - 2001年11月29日)は、日本のグラフィックデザイナー。代表作として、キヤノンのロゴマーク、光文社カッパ・ノベルスのカバーデザインなどを手掛けた。過去に、東京ADC評議員、毎日デザイン賞評議員、JAGDA会員などを務め、1998年に東京ADC名誉の殿堂入りをしている。
略歴・人物
[編集]主な作品
[編集]- 月刊誌「飛行日本」の表紙(1942-43)
- 月刊誌「婦人朝日」の表紙(1950-51)
- キヤノンのロゴマーク・ポスター(1953・1954)
- 日野自動車シンボルマーク[2](1953)
- 大日本印刷社章(1954)
- 和光のショーウインドウ(1956-82)
- NECのネオン塔(1964)
- ネスカフェのパッケージ(1979)
※作品はニューヨーク近代美術館、京都国立近代美術館、富山県立近代美術館、川崎市民ミュージアムその他の美術館に永久保存されている。
展覧会
[編集]- 第548回デザインギャラリー1953「ミステリーの世界 伊藤憲治の推理小説カバーデザイン原画展」(1999年3月3日〜3月15日、会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953)[3]
- 銀座グラフィックギャラリー 第166回 「伊藤憲治展・月刊医学雑誌ステトスコープの表紙デザインの半世紀」(2000年3月6日~25日)
受賞
[編集]- 日米写真コンテスト広告写真部門金賞(1951年)
- 新聞広告電通賞3部門賞(1954年-58年)
- 毎日産業デザイン賞(1955年、65年)
- 屋外広告電通賞4回(1955年-68年)
- 雑誌広告電通賞(1955年)
- 東京ADC金賞1回、銀賞3回、銅賞3回(1957年-66年)
- 東京都知事賞(1965年-71年)
- SDA金賞2回、銀賞4回、銅賞1回(1966年-72年)
- 紫綬褒章(1983年)
- ブルノ国際ブックデザインビエンナーレ銅賞(1984年)
- 勲四等旭日小綬章(1993年)[5]
著書
[編集]- 『伊藤憲治・デザインの華麗多彩』(単著、六耀社、1986/1)
脚注
[編集]- ^ 伊藤憲治氏死去/グラフィックデザイナー - 四国新聞社
- ^ 『日本マーク・ロゴタイプ集成』グラフィック出版、1967年、355頁。
- ^ 第548回デザインギャラリー1953
- ^ 伊藤憲治プロフィール ギンザ・グラフィック・ギャラリー
- ^ 「93年秋の叙勲(都内分) 努力今むくわれて喜びの受章者」『読売新聞』1993年11月3日朝刊