佐々木正人
佐々木 正人(ささき まさと、1952年11月11日[1] - )は、日本の心理学者。北海道生まれ[2]。筑波大学,早稲田大学,東京大学を経て,現在,多摩美術大学美術学部教授[1]
1994年『「空書」行動の出現と機能表彰の運動感覚的な成分について」の研究により日本教育心理学会城戸奨励賞を受賞している。
略歴
[編集]- 1978年、東京学芸大学 教育学部卒業[2]
- 1980年、筑波大学大学院 心身障害学専攻 博士課程修了[2]
- 筑波大学助手、早稲田大学人間科学部助教授
- 東京大学大学院 教育学研究科助教授
- 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府教授(2000-2006年)
- 東京大学大学院 教育学研究科教授(2007年-2017年)[2]
- 多摩美術大学 美術学部統合デザイン学科教授(2017年-)
著書
[編集]単著
[編集]- 『からだ――認識の原点』(東京大学出版会, 1987年/新装版, 2008年)
- 『アフォーダンス――新しい認知の理論』(岩波書店, 1994年)
- 『知性はどこに生まれるか――ダーウィンとアフォーダンス』(講談社[講談社現代新書], 1996年)
- 改題『アフォーダンス入門――知性はどこに生まれるか』(講談社学術文庫, 2008年)
- 『知覚はおわらない――アフォーダンスへの招待』(青土社, 2000年)
- 『レイアウトの法則――アートとアフォーダンス』(春秋社, 2003年)
- 『ダーウィン的方法――運動からアフォーダンスへ』(岩波書店, 2005年)
- 『時速250kmのシャトルが見える――トップアスリート16人の身体論』(光文社[光文社新書], 2008年)
共著
[編集]編著
[編集]- 『想起のフィールド――現在のなかの過去』(新曜社, 1996年)
- 『心理学のすすめ』(筑摩書房, 1996年)
- 『アート/表現する身体――アフォーダンスの現場』(東京大学出版会, 2006年)
- 『包まれるヒト――〈環境〉の存在論』(岩波書店, 2007年)
共編著
[編集]- (佐伯胖)『アクティブ・マインド――人間は動きのなかで考える』(東京大学出版会, 1990年)
- (小林春美)『子どもたちの言語獲得』(大修館書店, 1997年/新版, 2008年)
- (三嶋博之)『アフォーダンスと行為』(金子書房, 2001年)
- (三嶋博之)『アフォーダンスの構想――知覚研究の生態心理学的デザイン』(東京大学出版会, 2001年)
- (岡田美智男・三嶋博之)『身体性とコンピュータ』(共立出版, 2001年)
- (後藤武・深澤直人)『デザインの生態学――新しいデザインの教科書』(東京書籍, 2004年)
- (三嶋博之)『生態心理学の構想――アフォーダンスのルーツと尖端』(東京大学出版会, 2005年)
訳書
[編集]- エレノア・J・ギブソン『アフォーダンスの発見――ジェームズ・ギブソンとともに』(岩波書店, 2006年)