松平繁子
松平 繁子(まつだいら しげこ、1937年2月26日[1] - )は、日本の脚本家。
来歴・人物
[編集]新潟県[2]北魚沼郡湯之谷村(現・魚沼市)出身[1]。実家は江戸時代から続く庄屋[1]。
明治大学文学部仏文科卒業[1]。同人誌をやりながら、人に勧められてシナリオ研究所に18期生[3][1]として学ぶ。脚本家デビューは1972年の『浮世絵 女ねずみ小僧』[4][1]といわれる。
過去には、佐藤悠、佐藤繁子、佐藤シゲ子のペンネームでも活動していた[2]。
本人は、自分のことを自我が強いというよりも不器用で順応性が無いとし、そういったこともあって「ケンカ屋お繁」ともよく言われたと話していたことがある[1]。剣道3段(1985年の時点)[1]。
作品例
[編集]太字は、単独脚本と思われる作品。
テレビドラマ(連続)
[編集]- 佐藤悠 名義
- 浮世絵 女ねずみ小僧(1972、フジ)
- 佐藤繁子 名義
- 木曽街道いそぎ旅(1973、フジ)
- 新・座頭市(1976、フジ)
- 華麗なる刑事(1977、フジ)
- 兄弟刑事(1977、フジ)
- 新 木枯し紋次郎(1977、東京12チャンネル)
- 大空港(1978、フジ)
- そば屋梅吉捕物帳(1979、東京12チャンネル)
- 江戸シリーズ
- 87分署シリーズ・裸の街(1980、フジ)
- 悪党狩り(1981年、12ch / 松竹 / 藤映像コーポレーション)
- 闇を斬れ(1981、フジ)
- 警視庁殺人課(1981、朝日)
- 柳生十兵衛あばれ旅(1982、朝日)
- 影の軍団シリーズ(1982・1985、フジ)
- 花王 愛の劇場(TBS)
- となりの女(1986、TBS - 金曜ドラマ)
- ノンちゃんの夢(1988、NHK - 連続テレビ小説)
- 旅少女(1987、NHK)
- 銀河テレビ小説(NHK)
- 金婚式(1987)
- あるときは妻(1989)
- 女ねずみ小僧(1989、フジ)
- 江戸中町奉行所(1992、テレビ東京)
- ママの転勤(1992、NHK - 金曜ドラマ)
- 松平繁子 名義
テレビドラマ(単発)
[編集]- 佐藤繁子 名義
- 恋人たちの忠臣蔵(1981年12月10日、日本テレビ)
- いじわる看護婦シリーズ 1・6・7(1982・1984、フジ、原作:長谷川町子)
- 支払い過ぎた縁談(1985年10月2日、TBS、原作:松本清張)
映画
[編集]- 佐藤繁子 名義
- リメインズ 美しき勇者たち(1990、松竹、監督:千葉真一)
著書
[編集]- 『妻の定年 長編小説』佐藤繁子 光文社 1983
- 『ノンちゃんの夢 長編小説』佐藤繁子 光文社 カッパ・ノベルス 1988
- 『あるときは妻』佐藤繁子 プラネット出版 1990