作返仮乗降場
作返仮乗降場 | |
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さくかえし Sakukaesi | |
◄振老 (3.3 km) (3.9 km) 幌延► | |
所在地 | 北海道天塩郡天塩町字作返 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 137.2* km(留萠起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1955年(昭和30年)12月2日 |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日 |
備考 | 羽幌線廃線に伴い廃駅 *キロ程は、実キロ |
作返仮乗降場(さくかえしかりじょうこうじょう)は、北海道(留萌支庁)天塩郡天塩町字作返にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の仮乗降場(廃駅)である。羽幌線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月30日に廃駅となった。
歴史
[編集]- 1955年(昭和30年)12月2日 - 日本国有鉄道(国鉄)天塩線の振老駅 - 幌延駅間に、作返仮乗降場(局設定)として新設開業[1]。
- 1958年(昭和33年)10月18日 - 天塩線を羽幌線に編入して羽幌線が全通、それに伴い同線の仮乗降場となる。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃止となる[1]。
仮乗降場名の由来
[編集]所在地名より。地名はアイヌ語の「サㇰカイウㇱ(sak-ka-i-us)」(夏になると・表面に・それ[水]が・多くなる[=夏になると湖水が増水する])に由来する[1][2][3]。
駅構造
[編集]廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南東側(幌延方面に向かって右手側)に存在した[4]。また、転轍機を持たない棒線駅となっていた[4]。
廃止時まで仮乗降場であり、無人駅であったが、簡易委託により乗車券を発売していた時期があった。[5]ホームは、留萌方にスロープを有し[4]駅施設外に連絡していた。
駅周辺
[編集]天塩川橋梁の南に位置した[4]。
また、天塩川橋梁があった場所には天塩大橋が架かる。
- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 国道40号(天塩国道)
- 天塩川
駅跡
[編集]2010年(平成22年)時点で、痕跡は何も残されていない[6]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 176. ISBN 4-89391-549-5
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 44. ISBN 4893637606. OCLC 40491505 2018年10月16日閲覧。
- ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)176ページより。
- ^ a b c d 書籍『北海道の大地から消えた鉄道風景』(撮影:上田哲郎、エムジー・コーポレーション、2012年3月発行)29,31ページより。
- ^ “『○委 作返→天塩 矢印式乗車券』”. 菅沼天虎の紙屑談義. 2018年12月21日閲覧。
- ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)46ページより。