信濃境駅

信濃境駅
駅舎(2021年6月)
しなのさかい
Shinano-Sakai
CO 51 小淵沢* (4.5 km)
(4.7 km) 富士見
地図
所在地 長野県諏訪郡富士見町[1]
北緯35度53分4.9秒 東経138度16分32.4秒 / 北緯35.884694度 東経138.275667度 / 35.884694; 138.275667座標: 北緯35度53分4.9秒 東経138度16分32.4秒 / 北緯35.884694度 東経138.275667度 / 35.884694; 138.275667
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央本線
キロ程 178.2 km(東京起点)
電報略号 サヒ[1]
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
166人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1928年昭和3年)11月1日[1]
備考 無人駅[2]
標高:921.4m[1]
* この間に八王子支社長野支社境界あり(当駅から富士見寄りは長野支社管内)
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信濃境駅(しなのさかいえき)は、長野県諏訪郡富士見町境にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線である。

東京方面から見た場合、長野県に入って最初の駅であり、当駅から西は長野支社管轄になる。

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。木造駅舎を備える。ホームは嵩上げされていない。片方のホームは駅舎に接し、そのホームともう片方のホームとは屋根つきの跨線橋で連絡している。のりばは駅舎側が1番線、反対側が2番線である。駅舎は開業当初からのもので木造、回廊を有する。

茅野駅管理の無人駅であり、乗車駅証明書発行機(自動精算機対応で券売機を改造)と簡易Suica改札機が設置されている。待合所には近くの井戸尻遺跡で出土された土器や土偶の写真も飾られている。また、地元出身の歌人森山汀川の説明文及び短歌作品が掲示されている。

のりば

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ホーム 路線 方向 行先
駅舎側 中央本線 下り 上諏訪岡谷塩尻方面
反対側 上り 小淵沢甲府新宿方面

(出典:JR東日本:駅構内図

※案内上の番線番号は設定されていない。

利用状況

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JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2015年度(平成27年度)の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 244 [利用客数 1]
2001年(平成13年) 225 [利用客数 2]
2002年(平成14年) 200 [利用客数 3]
2003年(平成15年) 202 [利用客数 4]
2004年(平成16年) 189 [利用客数 5]
2005年(平成17年) 189 [利用客数 6]
2006年(平成18年) 168 [利用客数 7]
2007年(平成19年) 171 [1][利用客数 8]
2008年(平成20年) 162 [利用客数 9]
2009年(平成21年) 153 [1][利用客数 10]
2010年(平成22年) 189 [利用客数 11]
2011年(平成23年) 184 [利用客数 12]
2012年(平成24年) 191 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 185 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 169 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 166 [利用客数 16]

駅周辺

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信濃甲斐との国境が近い。駅前には飲食店や商店があわせて数軒と駅の脇に境郵便局がある。駅の南500メートルほど、徒歩でおよそ15分のところにある井戸尻遺跡[1]縄文時代のもので1966年昭和41年)国の史跡に指定された。井戸尻遺跡の附近は観光地として整備され、井戸尻考古館[9]や富士見町歴史民俗資料館などがある。

エピソード

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TBSのテレビドラマ「青い鳥」で、豊川悦司演ずる主人公が駅員を務める「清澄駅」として撮影に使われた[1]。「清澄駅」の位置は撮影に使われた当駅と、隣駅の富士見駅の間にあると言う設定になっている。当時のTVガイドによれば、JR東日本等に「どこの駅なのか」を問合わせる電話が相次いでいて、中には「もしもし、TVガイドですが」と身分詐称する者までいたと言う。

駅舎内部にはこれを記念してドラマの各場面の写真等が飾られ、当駅に設置されている駅ノートにはドラマファンが多く書込みを残している[1]。ちなみに当駅はかつて簡易委託駅で常備券のみの発売だったのだが、ドラマ撮影時は券売機のセットを設置していた。

2006年平成18年)には、「嫌われ松子の一生」でも当駅が使われたが、その番組プロデューサーは「青い鳥」でも制作に携わった貴島誠一郎である。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
中央本線
小淵沢駅 (CO 51) - 信濃境駅 - 富士見駅

脚注

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記事本文

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  1. ^ a b c d e f g h i j 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、68頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b “信濃境駅は 「自動券売機」と「簡易Suica改札機」を導入し、無人駅に移行します” (pdf). 広報ふじみ (富士見町): p. 6. (2017年2月号). オリジナルの2017年6月26日時点におけるアーカイブ。. https://megalodon.jp/2017-0626-0058-03/www.town.fujimi.lg.jp/uploaded/attachment/13849.pdf 2016年6月4日閲覧。 
  3. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、183頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、25頁
  5. ^ “「通報」●中央本線信濃境駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1984年3月19日) 
  6. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、27頁
  7. ^ Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2013年11月29日。オリジナルの2019年2月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200214164402/https://www.jreast.co.jp/press/2013/20131114.pdf2020年3月24日閲覧 
  8. ^ Suicaをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2016年12月2日。オリジナルの2019年3月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190327183848/https://www.jreast.co.jp/press/2016/20161203.pdf2020年3月24日閲覧 
  9. ^ 長野県博物館協議会ミュージアムガイド井戸尻考古館、富士見町 歴史民俗資料館 参照

利用状況

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  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月18日閲覧。

参考文献

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  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日。 

関連項目

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外部リンク

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