北緯33度線
北緯33度線(ほくい33どせん)は、地球の赤道面より北に地理緯度にして33度の角度を成す緯線。アフリカ、アジア、太平洋、北アメリカ、大西洋を通過する。この緯度の下では、夏至点時の可照時間は14時間15分で、冬至点時は10時間3分である[1]。
アメリカ合衆国では、アーカンソー州とルイジアナ州の州境が北緯33度線に近い所に設定されている(実際には北緯33度線の2km北の所にある)。この境界は、1803年のルイジアナ買収でアメリカ合衆国の領地となった土地に1804年にオーリンズ準州(後のルイジアナ州)が設置されたときに、その北の境界として設定されたものである。
1996年9月4日から2003年8月30日のイラク戦争開戦までの間、北緯33度線はイラクの南部飛行禁止空域の北限となっていた。それまでは北緯32度線が北限であった。(サザン・ウォッチ作戦)[2]
北緯33度線は亜熱帯高圧帯に属する。
通過する地域一覧
[編集]北緯33度線は、本初子午線から東に向かって以下の場所を通っている。
脚注
[編集]- ^ アメリカ海軍天文台. “Duration of Daylight/Darkness Table for One Year”. 2013年5月30日閲覧。
- ^ “Containment: The Iraqi no-fly zones”. BBC News. (29 December 1998) 4 February 2012閲覧。