国際シネマ・ライブラリー
国際シネマ・ ライブラリー(こくさいしねま・らいぶらりー)は日本の映画提供・配給会社である。
概要
[編集]日本各地の映画運動家、関係者を中心とした株主により1983年に法人化。1980年代後期にセゾングループの映画事業との関連が強まる。 ロシア・ソビエト、アジア、ラテンアメリカ諸国の映画を日本に紹介すると共に、多くの国内外の映画祭への協力を行う。セゾン系ミニシアターのキネカ錦糸町にてソビエト映画及び、新ラテンアメリカ映画運動で生まれた作品群の紹介を行う。
沿革
[編集]1980年代
[編集]- 1982年
- 「無人の野」(監督:グェン・ホン・セン/ベトナム)※ -提供-「無人の野」普及委員会 名義
- 1984年
- 「ヴァーリア!愛の素顔」 (監督:ニキータ・ミハルコフ/ソビエト)-配給-
- 「五つの夜に」 (監督:ニキータ・ミハルコフ/ソビエト)-配給-
- 「アモク!」 (監督:スウヘイル・ベン・バルカ モロッコ ギニア セネガル)-配給-
- 「シルクロードの少年 ぼくの旅立ち」
- (監督:ウスマン・サパーロフ 、ヤズゲリディ・セイードフ)-配給-
- 「ロマ 忘れられた友」 (監督:ビジナ・ラチヴェリシヴィ)-配給-
- 1985年
- 「鶴は翔んでゆく」(監督:ミハイル・カラトーゾフ/ソビエト)-配給-
- 1986年
- 「アルシノとコンドル」
- (監督:ミゲル・リッティン/ニカラグア、メキシコ、キューバ、コスタリカ)-配給-
- 1987年
- 1988年
- 「天国の晩餐」(監督:ウンベルト・ソラス/キューバ) -提供-
- 「イワン雷帝」(監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン) -提供-
- 1989年
- 《キューバ映画祭`89》-協力- ※会場:シードホール、キネカ大森
1990年代
[編集]- 1990年
- 《ソビエト映画祭'90》 -協力- ※会場:銀座テアトル西友、キネカ錦糸町
- 「泉」(監督:ユーリー・マミン/ソビエト) -提供-
- 「コミッサール」(監督:アレクサンドル・アスコリドフ/ソビエト) -提供-
- 「転校生レナ」(監督:ローラン・ブイコフ/ソビエト) -提供-
- 「ブハラ大公の秘密の旅」(監督:ファリド・ ダヴレトシン) -提供-
- 「詩人フラーギ」(監督:ホジャクリ・ナルリーエフ) -提供-
- 「ハレバとゴーギ」(監督:ゲオルギー・シェンゲラーヤ) -提供-
- 《新ラテンアメリカ映画祭'90》 -協力-
- この映画祭を記念して来日した、ガブリエル・ガルシア=マルケスの原作・原案による“愛の不条理”シリーズを中心とした7作品を上映と、《新ラテンアメリカ映画の回顧》のプログラムでは「コインを!」など7作品、計14作品の紹介及びシンポジウムを開催。期間:10月13日?10月19日/会場:銀座テアトル西友、キネカ錦糸町。
- 1991年
- 《ソビエト女性映画人週間'91》 -協力- ※会場:キネカ錦糸町
- 「ローマの奇蹟」(監督:リサンドロ・ドウケ・ナランホ) -提供-
- 「公園からの手紙」(監督:トマス・グティエレス・アレア) -提供-
- 「パラジャーノフ祭」にて「アシクケリブ」「ざくろの色」「スラム砦の伝説」 -提供-
- 「少年たち『カラマーゾフの兄弟』より」(監督:レニータ・グリゴリエワ、ユーリー・グリゴリエフ/ソビエト)-提供-
- 1992年
- 「静かなるドン」(監督:オリガ・プレオプラジェンスカヤ、イワン・プラーウォフ/ソビエト) -提供-
- 「人間の運命」(監督:セルゲイ・ボンダルチュク) -提供-
- 「白い豹の影」(監督:トロムーシュ・オケーエフ) -提供-
- 《ボリス・バルネット祭》「諜報員」「青い青い海」「国境の町」 -提供-
- 1993年
- 「戦争と平和」(監督:セルゲイ・ボンダルチュク) -共同配給-
- 《映画百年記念 エイゼンシュテイン国際シンポジウム》 -協力- ※会場:キネカ錦糸町
- 1994年
- 《さっぽろ北方圏映画祭`94》 -運営協力-
- 1995年
- 《映画の貴公子 ボリス・バルネット》「騎手物語」「帽子箱を持った少女」「レスラーと道化師」 -提供-
- 「私は20歳」(監督:マルレン・フツィエフ) -提供-
- 1996年
- 《ロシア・ソビエト映画祭》 -運営協力-
- 1997年
- 《さっぽろ映画フェスタ'97》 -運営協力-
2000年代以降
[編集]- 2000年
- 《ロシア・アニメ映画祭2000》 -後援- ※会場:東京都写真美術館ホール 等
- 2002年
- 《ボリス・バルネット生誕100年祭》 -主催-
- アテネ・フランセ文化センター、エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)と共に主催。日本初上映の3作品「トルブナヤの家」「雪どけ」「賞金首」を含む11作品を上映。
- 2004年
- 《日本・キューバ外交関係樹立75周年記念 キューバ映画への旅 Voyage to Cuban Cinema》 -協力-
- 2006年
- 《キューバ映画祭2006》 -協力-
- 2007年
- 《文京区区制60周年記念事業 ロシア文学と映画》 -協力-
- 2011年
- 《映画の貴公子 ボリス・バルネット傑作選》 -協力- ※会場:ユーロスペース 等
備考
[編集]- 法人としての同組織は1998年に解散しているが、法人化以前及び、法人解散以後も同名称にて活動。