地球ゴージャス
地球ゴージャス | |
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出身地 | 日本 |
活動期間 | 1994年 - |
事務所 | アミューズ |
公式サイト | 地球ゴージャス公式サイト |
メンバー | 岸谷五朗 寺脇康文 |
地球ゴージャス(ちきゅうゴージャス)は、アミューズ所属の俳優の岸谷五朗と寺脇康文による日本の演劇ユニット。1994年の結成以降、1〜2年ごとにプロデュース公演を上演している。
概要
[編集]三宅裕司が主宰する劇団スーパーエキセントリックシアター(SET)の劇団員で、コントユニット・SET隊を結成するなど親交のあった岸谷五朗と寺脇康文が、1994年に劇団を退団した後に結成。「劇団」という形はとらず、岸谷と寺脇以外のメンバーは固定せずにゲストを迎えて公演する「プロデュース公演」というスタイルをとっている。
名前の由来については「地球の人達の気持ちを豊かに、ゴージャスにするんだっていうことで『地球ゴージャス』というちょっとふざけた(名前にした)」と寺脇は話しており、『地球』としたのは「"大風呂敷広げようよ”ってこと」だという。2人は性格は違うが、価値観が一緒だからこそ仲良いと話している。今でも「五朗ちゃん」、「寺ちゃん」と呼び合い、よく酒を飲みにいく仲で、公演中は部屋を移動してまで楽屋を一緒に使っている[1][2]。
岸谷はすべての作品において演出を手掛け、Vol.4『さくらのうた』からは脚本も手掛けている。岸谷と寺脇が共に所属するアミューズが公演の企画・製作・主催に携わっている。
メンバー
[編集]公演歴
[編集]1995年~2005年
[編集]- LIVE UFO'95 ANNEX『瓶詰の地獄 〜いつまでもたえることなくともだちでいよう〜』(1995年)
- 映像が残っておらず、過去の公演のダイジェスト映像でも写真のみで紹介され、テレビでは紹介そのものが省略される事もある。
- キリン午後の紅茶スペシャル『紙のドレスを燃やす夜―香港大夜総会―』(1997年)
- 岸谷・香取慎吾主演映画『香港大夜総会 タッチ&マギー』のサイドストーリー。
- 企画ユニット地球ゴージャスプロデュース公演VOL.3『地図にない街―DOHENEKE HEKISHIN(ドヘネケヘキシン)―』(1999年)[3]
- 岸谷・寺脇のスーパー・エキセントリック・シアター時代の作品「ドヘネケヘキシン」のリメイク。
- 企画ユニット地球ゴージャスプロデュースVOL.4『さくらのうた 〜幻の夏…忘れ去られた小さな心たちへのレクイエム〜』(2000年)[3]
- 初の岸谷・寺脇共作。
- 共演:石田ひかり、純名里沙(現・純名りさ) ほか
- 主催:フジテレビ
- 企画・製作:アミューズ
- 企画ユニット地球ゴージャスプロデュースVOL.7『クラウディア』(2004年)
- 岸谷・寺脇と同じくアミューズ所属のサザンオールスターズの桑田佳祐の楽曲によるミュージカル。主題歌はサザンオールスターズ「FRIENDS」。本田美奈子.が最後に出演した舞台となった。
- 共演:本田美奈子.、YU-KI(TRF)、風間俊介 ほか
- 主題歌:サザンオールスターズ(「FRIENDS」)
- 衣裳デザイン: 山本寛斎
- 製作: 松竹・アミューズ
2006年~
[編集]以降、大和ハウス工業がコンサート以外の冠スポンサー(特別協賛)となっている。
- ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演VOL.8『HUMANITY THE MUSICAL 〜モモタロウと愉快な仲間たち〜』(2006年)
- 「桃太郎」をベースにした、47人の出演者による大規模なミュージカル。同年4月からは日本テレビ系列で「地球ゴージャスな夜」と題した事前番組も放送された。2007年にDVDが通販限定の後に一般発売された。映像はWOWOWで放送されたものと同じだが、岸谷・寺脇によるオーディオコメンタリーが収録された。
- ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演VOL.9『ささやき色のあの日たち』(2007年)
- スケジュールの都合により寺脇が不参加となる初の公演。ヒロイン役は当初は藤原紀香だったが、藤原もスケジュールの都合が合わずに降板している。
- ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演VOL.10『星の大地に降る涙』(2009年)
- ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演VOL.11『X day』(2010年)
- 特別協賛:大和ハウス工業
- 企画・製作:アミューズ・ネルケプランニング
→詳細は「海盗セブン」を参照
- ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演VOL.13『クザリアーナの翼』(2014年)
- 地球ゴージャス 20th Anniversary Gala Concert(2015年)
- 20周年記念に1日限定で行われたガラコンサート。過去作品から選りすぐりのパフォーマンスを披露した。
- 共演:植木豪(PaniCrew)、湖月わたる、施鐘泰(JONTE)、大地真央、戸田恵子、中川晃教、藤林美沙、三浦春馬、宮澤佐江、森公美子、YU-KI(TRF) ほか
- ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演VOL.14『The Love Bugs』(2016年)
- ダイワハウス Special 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15『ZEROTOPIA』(2018年)
- ダイワハウス Special 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(2020年)
- 結成25周年を迎えた地球ゴージャスの祝祭公演として、全15作品の中でも高い人気を誇る『星の大地に降る涙』のミュージカル要素をパワーアップして上演。しかし新型コロナウイルス感染の拡大に伴う緊急事態宣言発令の影響で、東京公演一部中止、大阪公演が全公演中止となり千穐楽を迎えることができなかった。6月20日にWOWOWで公演がライブ配信されたほか、2021年2月には地球ゴージャス初のブルーレイが発売された[4]。
- 公演中止に際し、主宰の岸谷は公式サイト上で「消えた千穐楽」という悲しみつつも前向きに立ち向かうコメントをだしている[5]。
- Daiwa House Special Broadway Musical『The PROM』produced by 地球ゴージャス(2021年)
→詳細は「プロム (ミュージカル)#日本公演」を参照
- Daiwa House Special 音楽劇『クラウディア』produced by 地球ゴージャス(2022年)
- 2004年に初演、2005年にはアンコール公演が上演された「クラウディア」が18年ぶりに再演された[7]。
- Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』(2024年)
出演
[編集]岸谷・寺脇が単独出演する物については、各個人の項を参照。
テレビ番組
[編集]脚注
[編集]- ^ “寺脇康文さん | Grand Seiko THE NATURE OF TIME - TOKYO FM - 石丸幹二”. www.tfm.co.jp. 2022年1月23日閲覧。
- ^ “35年間ケンカなし! 岸谷五朗と寺脇康文の仲良しぶりがすごい | 女性自身”. WEB女性自身. 2022年1月23日閲覧。
- ^ a b c d 2004年に通信販売のみで「地図にない街」(Vol.3)、「さくらのうた」(Vol.4)、「クインテット」(Vol.5)、「カルテ」(Vol.6)のダイジェストを収録した4枚組DVD-BOXが発売された。
- ^ “新田真剣佑主演『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』地球ゴージャス初となるブルーレイ化決定!”. 2021年2月18日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “お知らせ 星の大地に降る涙 THE MUSICAL”. 地球ゴージャス 二十五周年祝祭公演. 2021年8月19日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “「The PROM」で葵わかな&三吉彩花がカップルに、プロデュースは地球ゴージャス(コメントあり)”. ステージナタリー. 2021年8月19日閲覧。
- ^ “初演から18年、地球ゴージャスの音楽劇「クラウディア」に大野拓朗・甲斐翔真ら”. ステージナタリー. 2022年10月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 地球ゴージャス公式サイト
- 地球ゴージャス 宣伝担当 (@chikyu_gorgeous) - X(旧Twitter)
- 地球ゴージャス (chikyugorgeous) - Facebook