寝台特急「北陸」殺人事件

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寝台特急「北陸」殺人事件
題材となった寝台特急「北陸」 2007年5月18日 高崎線 熊谷駅 - 行田駅間
題材となった寝台特急「北陸」
2007年5月18日 高崎線 熊谷駅 - 行田駅
著者 西村京太郎
発行日 1984年
発行元 講談社
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 文学作品
ページ数 379
コード ISBN 4061945130
ISBN 978-4061945135(文庫本)
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寝台特急「北陸」殺人事件』(しんだいとっきゅうほくりくさつじんじけん)は、西村京太郎推理小説1984年講談社から刊行された。

ストーリー

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太陽物産に勤める高橋理沙は、大学時代の親友・本田めぐみの電話に誘われて、金沢への旅行を決意する。しかし翌日、金沢のホテルにいるはずのめぐみが、連絡をよこさない。不安になった理沙は、めぐみと同じ大学時代の親友で、今は富山の旅館を継いだ神木美也子と連絡を取りながら、寝台特急「北陸」で金沢へと向かう。

だが、事件は「北陸」のなかで起こった。早朝、理沙は何者かに後頭部を一撃され、気がつくと男の死体と一緒に、狭い寝台に横たわっていたのだ。しかもその死体は、大学時代に知り合った井崎徹である。一度は殺人犯と疑われながらも、警察から解放された理沙は、美也子と共に金沢に急ぐ。

イラストレーターとなっためぐみと、大手広告会社に勤務していた井崎は、仕事とプライベートの両方で付き合いがあったらしい。だとすると井崎の死に、めぐみも巻き込まれているのか。消えためぐみの身を案じる二人は、金沢の名所旧跡から芦原温泉、そして越前海岸の東尋坊へと、彼女の足跡をたどっていく。

一方東京では、売れないイラストレーターが毒殺されるという事件が発生する。被害者とめぐみにつながりがあったことが明らかになり、十津川警部と亀井刑事の名コンビが、本格的に事件を担当することになる。関係者の証言から、しだいに明らかになる事件の構図。そして十津川警部は亀井とともにすべての謎を解くため、寝台特急「北陸」に乗り込んだ。

井崎徹殺しには、不可解な謎があった。理沙が後頭部を一撃されたのが9号車の通路、そして昏倒した理沙と井崎の死体が発見されたのが、1号車の寝台である。つまり犯人は意識不明になった理沙を、わざわざ1号車まで連れて行っているのだ。十津川はこの点に大いに疑問を抱くと共に興味を覚える。

そして「北陸」に乗り込み、深夜起きていた十津川はある事に驚く。それが十津川の疑問を一瞬にして吹き飛ばし、犯人特定と事件解決への最大のヒントとなる。

登場人物

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