山善

株式会社山善
YAMAZEN CORPORATION
本社
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 8051
1963年9月25日上場
大証1部(廃止) 8051
2013年7月15日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
本店所在地 550-8660
大阪市西区立売堀2-3-16
設立 1947年昭和22年)5月30日
(山善工具製販株式会社)
業種 卸売業
法人番号 1120001049040 ウィキデータを編集
事業内容 産財、住設建材及び家庭機器製品の売買、輸出入、リ-ス、代理及び仲立 他
代表者 岸田貢司(代表取締役社長兼社長執行役員CEO
佐々木公久(代表取締役専務執行役員)
資本金 79億0900万円
(2020年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 9530万5435株
(2020年3月31日現在)[2]
売上高 連結: 4721億9100万円
単独: 4239億5800万円
(2020年3月期)[2]
営業利益 連結: 120億9100万円
単独: 93億9700万円
(2020年3月期)[2]
経常利益 連結: 118億9500万円
単独: 103億1500万円
(2020年3月期)[2]
純利益 連結: 81億3500万円
単独: 73億2400万円
(2020年3月期)[2]
純資産 連結: 954億3900万円
単独: 809億3300万円
(2020年3月31日現在)[2]
総資産 連結: 2303億2000万円
単独: 2058億2000万円
(2020年3月31日現在)[2]
従業員数 連結: 3,077人
単独: 1,711人
(2020年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ[2]
主要株主 山善取引先持株会 9.06%
東京山善取引先持株会 6.20%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 4.95%
株式会社みずほ銀行 3.46%
株式会社りそな銀行 3.24%
山善社員投資会 2.95%
名古屋山善取引先持株会 2.55%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 2.54%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5) 1.65%
広島山善取引先持株会 1.59%
(2020年3月31日現在)[2]
関係する人物 山本猛夫(創業者)
外部リンク www.yamazen.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社山善(やまぜん)は、大阪府大阪市西区に本社を置く大手専門商社工作機械・産業用機器・一般建材・家庭用機器などを取り扱う。

概要

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伊藤忠商事阪和興業岩谷産業長瀬産業稲畑産業などと並び、大阪を本拠とする在阪商社の一つとして知られる。YAMAZENのブランドで家電製品が量販店で広く販売され、とりわけ扇風機の取り扱いが多い。同社のブランドとしては他に、主にデジタル家電を扱った「Qriom(キュリオム)」、住宅設備部門の「iENOGU(イェノグ)」、アウトドアグッズを扱う「キャンパーズコレクション」がある。

創業者山本猛夫は、花登筐による小説どてらい男』(どてらいやつ)のモデルとされる。『どてらい男』は、山善が創業されるまでの山本の半生記を描く。テレビドラマ化され、主人公「山下猛造」を西郷輝彦が演じた。山善は作品中に「天守産業」として登場する。毎年開催される商談会「どてらい市」は、『どてらい男』にちなんで名付けられた。

なお、関西地区でパチンコチェーンやゴルフ場などを運営する「Yamazenグループ」(山善興産など)とは無関係である。

人感センサー搭載の山善製セラミックファンヒーター
山善サーキュレーター

沿革

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  • 1943年昭和18年)11月 - 山本猛夫が前田軍治商店(前田機工[注釈 1]および同社より分離した前田金属工業、現・TONE (企業)の前身)での8年の丁稚修行の後に独立、大阪工具製作所を創業。しかし半年後に召集を受けて休業。
  • 1947年(昭和22年)5月 - 山本、復員。事業を再開し、福井県福井市において工具等の販売を目的とする山善工具製販株式会社を設立(現在は山善の機械工具部門)。
  • 1951年(昭和26年)9月 - 本店を福井市より現大阪本社に移転。
  • 1955年(昭和30年)3月 - 産業機具部門(現・産業システム部門)を設置。4月 商号を山善機械器具株式会社に変更。
  • 1957年(昭和32年)7月 - 工作機械部門を設置。
  • 1958年(昭和33年)11月 - 東京支店(現・東京本社)を設置。
  • 1960年(昭和35年)9月 - 名古屋営業所(現・名古屋支社)を設置。
  • 1961年(昭和36年)1月 - 福岡営業所(現・九州支社)を設置。
  • 1962年(昭和37年)10月 - 大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年(昭和38年)3月 - 広島営業所(現・広島支社)を設置。9月 東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1965年(昭和40年)
2月 - 米国現地法人(現・連結子会社、Yamazen, Inc.)を設立。
7月 - 住宅機器部門(現・住設建材部門)を設置。大阪・東京両営業本部制を採用。管理本部・海外営業本部(現・国際本部)を大阪本社に設置。
  • 1970年(昭和45年)2月 - 大阪・東京両証券取引所市場第一部に上場。
  • 1971年(昭和46年)11月 - 商号を株式会社山善に変更。
  • 1978年(昭和53年)7月 - 家庭機器部門を設置。
  • 1987年(昭和62年)3月 - ワイペック株式会社を設立。
  • 1989年平成元年)10月 - Yamazen(Thailand)Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 1990年(平成2年)
4月 - 北関東支社を設置。
6月 マレーシアに現地法人(現・連結子会社、Yamazen(Malaysia)Sdn.Bhd.)を設立。
12月 - シンガポールに現地法人(現・連結子会社、Yamazen(Singapore)Pte.Ltd.)を設立。
2月 - 台湾に現地法人(現・連結子会社、Yamazen Co.,Ltd.)を設立。
4月 - システムエンジニアリング部門設置。6月 旅行斡旋業の株式会社トラベルトピア(現・連結子会社)を買収。
6月 - 創業者・山本猛夫死去。
  • 1992年(平成4年)10月 - イベント企画部門を切り離し、ヤマゼンクリエイト株式会社(現・連結子会社)を設立。山善綜合サービス株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1993年(平成5年)4月 - 東北支社を設置。11月 ヤマゼンロジスティクス株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1997年(平成9年)
4月 - Yamazen Thai Engineering Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
12月 - Yamazen Hong Kong Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 1999年(平成11年)4月 - 経営企画本部を設置。7月 Yamazen (Korea) Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 2002年(平成14年)7月 - Yamazen (Shanghai) Trading Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 2004年(平成16年)4月 - 月家庭機器営業本部を設置。東京営業本部、北関東支社、東北支社を統合。
  • 2005年(平成17年)12月 - Yamazen (Shenzhen) Trading Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。
  • 2010年(平成22年)
3月 - 環境ISO14001の認証登録サイトを国内全事業所に拡大。
4月 - システムエンジニアリング部門を国際本部に統合。
  • 2011年(平成23年)4月 - 産業システム部門と機械工具部門を統轄する機工事業部を設置。
  • 2012年(平成24年)4月 - 事業部制を導入。

グループ会社

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  • ヤマゼンクリエイト株式会社
  • ヤマゼンロジスティクス株式会社
  • 株式会社トラベルトピア
  • 株式会社日本物流新聞社
  • 大垣機工株式会社
  • 株式会社プロキュバイネット

脚注

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注釈

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  1. ^ 現在はイチネンホールディングスに買収されてイチネン前田に社名変更の後、イチネングループ内の合併でイチネンMTMを経て現在のイチネンアクセスの一部[3]

出典

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  1. ^ コーポレート・ガバナンス - 株式会社山善
  2. ^ a b c d e f g h i j k 株式会社山善『第74期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2020年6月26日。 
  3. ^ https://www.ichinen-mtm.co.jp/pdf/company/maeda.pdf

関連項目

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外部リンク

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