東明雅
東 明雅(ひがし あきまさ、1915年3月7日 - 2003年10月20日)は、国文学者、俳人。
熊本市生まれ。旧制第五高等学校を経て1939年東京帝国大学文学部国文科卒業、文部省宗教局勤務、1942年東京府立第一中学校(現・日比谷高校)教諭。1945年松本高等学校教授、1948年信州大学助教授、1959年教授。1980年定年退官、名誉教授。1987年勲三等旭日中綬章受勲。
近世日本文学、特に井原西鶴を専門とする。根津芦丈に師事し俳句を行い、連句の会を催す。俳人としては「めいが」と読む。
著書
[編集]- 『夏の日 純正連句とその鑑賞』 角川書店、1972
- 『連句入門 芭蕉の俳諧に即して』 中公新書、1978
- 『芭蕉の恋句』 岩波新書、1979
- 『猫蓑 連句集』 永田書房、1982
- 『新炭俵』 角川書店、1991
共編著
[編集]校訂
[編集]- 『つゆ殿物語 四十二のみめ諍ひ あずま物語』 古典文庫、1953
- 西鶴『日本永代蔵』 岩波文庫、1956
- 西鶴『好色五人女』 岩波文庫、1959
- 西鶴『万の文反古』 明治書院 校注古典叢書、1968
- 『日本古典文学全集 井原西鶴集 1』 暉峻康隆共校注・訳、小学館、1971
- 『井原西鶴集 4 (西鶴諸国ばなし,武家義理物語)』 藤村作校註 東補訂、朝日新聞社 日本古典全書、1974
- 『井原西鶴集 3 (日本永代蔵,世間胸算用,西鶴織留)』 藤村作校註 東補訂、朝日新聞社 日本古典全書、1974
- 『完訳日本の古典 第51巻 好色五人女.好色一代女』 校注・訳 小学館、1985