栗生澤猛夫
栗生澤 猛夫(くりうざわ たけお、1944年10月5日[1] - )は、日本の歴史学者。主専攻はロシア中世・近世史。北海道大学名誉教授。北海道大学文学部長・大学院文学研究科長を歴任。
来歴
[編集]岩手県盛岡市生まれ[1]。1967年一橋大学経済学部卒業後[1]、1971年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了[1]。指導教官は金子幸彦[2]。1974年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得大学[1]。1976年小樽商科大学助教授[1]、1985年同教授[1]。1987年北海道大学文学部助教授を経て[1]、1994年より同教授[1]。2004年同大学文学部副学部長(副研究科長)、2006年より2008年まで同部長(研究科長)を務めた。
年表
[編集]- 1963年3月 岩手県立盛岡第一高等学校卒業[1]
- 1967年3月 一橋大学経済学部卒業[1]
- 1971年3月 一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了[1]
- 1974年3月 北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学[1]
- 1974年4月 日本学術振興会奨励研究員[1]
- 1974年10月 ベルリン自由大学東欧研究所留学(ドイツ学術交流会奨学生)[1]
- 1976年10月 小樽商科大学商学部助教授[1]
- 1985年10月 小樽商科大学商学部教授[1]
- 1987年4月 北海道大学文学部助教授[1]
- 1994年4月 北海道大学文学部教授[1]
- 2000年4月 北海道大学大学院文学研究科教授[1]
- 2006年4月 北海道大学大学院文学研究科長・文学部長(2008年3月まで)[1]
- 2008年3月 北海道大学退職[3]
- 2008年4月 北海道大学名誉教授[4]
著書
[編集]単著
[編集]- 『ボリス・ゴドノフと偽のドミトリー――「動乱」時代のロシア』(山川出版社, 1997年)
- 『タタールのくびき――ロシア史におけるモンゴル支配の研究』(東京大学出版会, 2007年)
- 『図説 ロシアの歴史』(河出書房新社、2010年)
- 『『ロシア原初年代記』を読む』(成文社、2015年)
共著
[編集]訳書
[編集]- A・Я・グレーヴィチ(Гуревич, Арон Яковлевич)『歴史学の革新――「アナール」学派との対話』(平凡社, 1990年)
- R・G・スクルィンニコフ(Скрынников, Руслан Григорьевич)『イヴァン雷帝』(成文社, 1994年)
- А・Я・グレーヴィチ『マルク・ブロックの「遺言」』(吉田俊則共訳, 〈リキエスタ〉の会, 2001年)
- モーリーン・ペリー『スターリンとイヴァン雷帝――スターリン時代のロシアにおけるイヴァン雷帝崇拝』(成文社、2009年)