『生田川』(いくたがわ)は森鷗外の戯曲。『万葉集』の「菟原処女の伝説」を元に作られた。
菟原処女のことを、母は心配している。実は二人の男から愛されていて、どちらを選んでよいか、悩んでいるのだという。母は娘に内緒で、生田川に見える鳥を射た方に娘をやると約束してしまう。そのことを娘に告げた朝、男二人を乗せた船が川に見え、鳥は消えている。どちらが射たのか気がかりな娘は川へ向かい、母も後を追う。
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1:初代(2005年廃止)。 2:校閲(作詞・佐伯常麿)。 |