福地元春
大分B-リングス 選手兼任コーチ #75 | |
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DeNA時代 (2016年12月18日、台中インターコンチネンタル野球場にて) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 沖縄県名護市 |
生年月日 | 1990年6月21日(34歳) |
身長 体重 | 182 cm 92 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2014年 ドラフト4位 |
初出場 | 2015年6月28日 |
最終出場 | 2016年7月11日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
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コーチ歴 | |
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この表について |
福地 元春(ふくち もとはる、1990年6月21日 - )は、沖縄県名護市出身のプロ野球選手(投手、左投左打)、コーチ。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]沖縄県名護市出身。自由ケ丘高等学校では九州大会ベスト8が最高で、甲子園出場はなかった。しかし、与えられたメニューをこなすような真面目な性格もあり遅咲きではあるが、将来性が期待された。
高校卒業後は九州共立大学に進学し、1年秋からリーグ戦に出場したが、目立った活躍がないまま三菱重工横浜に就職。大学の1年後輩に大瀬良大地がいる[1]。
三菱重工横浜(2014年から三菱日立パワーシステムズ横浜)では1年目から救援投手として公式戦に出場し、2年目には都市対抗野球に出場した。
2014年のプロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから4巡目指名を受け、契約金5000万円、年俸950万円(いずれも推定)で仮契約した[2]。背番号は「28」。入団後は監督の中畑清から5キロの減量を命じられた[3]。
DeNA時代
[編集]2015年6月23日に一軍登録され[4]、6月28日の阪神タイガース戦でプロ初登板。主にビハインドで登板し、13試合に登板した。
2016年は二軍で29試合に登板して2勝0敗1セーブ、36回2/3を投げて防御率0.74と成績を残した[5]。しかし、一軍では6試合で防御率10点台と精彩を欠き、2017年は一軍での登板はなかった。
2018年も一軍での登板がなく、10月3日に球団から戦力外通告を受けた[6]。11月13日にタマホームスタジアム筑後にて行われた12球団合同トライアウトに参加し、打者3人を無安打に抑えた[7]。
独立リーグ時代
[編集]2018年12月4日、ベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)に所属する信濃グランセローズの選手兼任投手コーチに就任することが同球団から発表された[8][9]。
2019年、2020年とNPB復帰を目指し、初のコーチ業に取り組みつつプレー。救援起用が目されていたが、ほとんどの試合で先発投手として起用された[10]。2020年11月20日に退団が発表された[11]。
2021年は地元沖縄県の独立球団・琉球ブルーオーシャンズに入団[12]。同年途中で退団を申し出、9月17日付で杉山翔大とともに自由契約となった[13]。12試合の登板で67回を投げ、6勝2敗、防御率2.28の成績だった[14]。
10月31日、九州アジアリーグに所属する火の国サラマンダーズのトライアウトを受験するも[15]、合格には至らなかった。12月12日、同じリーグに所属する大分B-リングスが新入団選手兼任コーチとして契約に合意したと発表した[16]。
2023年2月23日に球団ウェブサイトに公開された今シーズンの選手紹介では、背番号が「75」に変更されている[17]。同年シーズンは12セーブをあげてリーグの最多セーブのタイトルを獲得し、抑え投手の部門でベストナインにも選出された[18]。
2024年シーズンも14セーブを記録し、リーグ最多(同数1名あり)だった[19]。
選手としての特徴
[編集]最速151km/hのストレートを最大の武器に、スライダー、カーブ、チェンジアップも投げるパワーピッチングが持ち味[20]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
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2015 | DeNA | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 74 | 15.2 | 16 | 0 | 12 | 0 | 0 | 16 | 1 | 0 | 9 | 5 | 2.87 | 1.79 |
2016 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 36 | 6.2 | 11 | 2 | 6 | 2 | 0 | 5 | 1 | 0 | 9 | 9 | 12.15 | 2.55 | |
NPB:2年 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 110 | 22.1 | 27 | 2 | 18 | 2 | 0 | 21 | 2 | 0 | 18 | 14 | 5.64 | 2.01 |
- 2018年度シーズン終了時
- 投手記録
- 初登板:2015年6月28日、対阪神タイガース10回戦(阪神甲子園球場)、6回裏1死に3番手で救援登板、1/3回を無失点
- 初奪三振:2015年7月1日、対中日ドラゴンズ13回戦(沖縄セルラースタジアム那覇)、8回表に松井雅人から見逃し三振
独立リーグでの投手成績
[編集]年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
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2019 | 信濃 | 21 | 20 | 1 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 | 0 | .857 | 532 | 129.0 | 108 | 2 | 50 | - | 6 | 100 | 7 | 0 | 45 | 41 | 2.86 | 1.22 |
2020 | 13 | 13 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 303 | 70.2 | 58 | 1 | 40 | - | 3 | 56 | 3 | 0 | 29 | 22 | 2.80 | 1.39 | |
2022 | 大分 | 19 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 6 | .500 | 99 | 20.0 | 24 | 0 | 15 | - | 1 | 15 | 0 | 0 | 14 | 10 | 4.50 | 1.95 |
2023 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 12 | 0 | .500 | 139 | 31.0 | 29 | 0 | 15 | - | 3 | 40 | 5 | 0 | 15 | 10 | 2.90 | 1.42 | |
2024 | 31 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 14 | 0 | .000 | 151 | 30.0 | 34 | 0 | 23 | - | 2 | 25 | 3 | 0 | 20 | 12 | 3.60 | 1.90 | |
BCL:2年 | 34 | 33 | 1 | 0 | 0 | 15 | 3 | 0 | 0 | .833 | 835 | 199.2 | 166 | 3 | 90 | - | 9 | 156 | 10 | 0 | 74 | 63 | 2.84 | 1.28 | |
KAL:3年 | 80 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 26 | 6 | .385 | 389 | 81.0 | 87 | 0 | 53 | - | 6 | 80 | 8 | 0 | 49 | 32 | 3.56 | 1.73 |
背番号
[編集]- 28(2015年 - 2021年9月16日)
- 99(2022年)
- 75(2023年 - )
登場曲
[編集]脚注
[編集]- ^ 広島・大瀬良 大学の先輩でも“プロ新人”には「負けたくない」スポニチアネックス 2014年12月24日配信
- ^ “Deドラ4福地が仮契約 直球勝負宣言”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2014年11月13日) 2015年1月8日閲覧。
- ^ ぽっちゃりDeNAドラ4 5キロ減量指令をクリアスポニチアネックス 2015年1月9日配信
- ^ “#28 福地 元春 デビュー戦での緊張と反省。社会人卒左腕の見据える先”. 横浜DeNAベイスターズ (July 20, 2015). November 9, 2016閲覧。
- ^ “2016年度 横浜DeNAベイスターズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2017年11月29日閲覧。
- ^ 2019年シーズン選手契約について 横浜DeNAベイスターズ 2018年10月3日
- ^ 48人が参加 プロ野球合同トライアウト 日刊スポーツ 2018年11月15日
- ^ 投手コーチ就任のお知らせ 信濃グランセローズ 2018年12月4日
- ^ 福地氏「1勝でも多く貢献」 BC信濃 来季の選手兼任投手コーチ 信毎Web 2018年12月5日
- ^ “新戦力2019―投手兼任コーチ・福地元春 投球、力感と効率意識”. 信濃毎日新聞. (2019年3月24日) 2021年2月12日閲覧。
- ^ “福地元春投手兼任コーチ退団のお知らせ”. 信濃グランセローズ (2020年11月20日). 2021年2月12日閲覧。
- ^ “元DeNAの福地元春 琉球ブルーオーシャンズ入り”. デイリースポーツ. (2020年11月27日) 2021年2月12日閲覧。
- ^ “契約解除のお知らせ”. 琉球ブルーオーシャンズ (2021年9月18日). 2021年9月19日閲覧。
- ^ 琉球ブルーオーシャンズ [@RYUKYUBLUEOCEAN] (2021年10月5日). "2021年度 通算成績". X(旧Twitter)より2021年10月6日閲覧。
- ^ 【公式】火の国サラマン隊 [@h_salamatai] (2021年10月31日). "元琉球ブルーオーシャンズの福地元春選手が3者連続三振と内野ゴロ2つ取って完璧な素晴らしいピッチングを見せました!". X(旧Twitter)より2021年10月31日閲覧。
- ^ 2022年度契約合意選手発表 - 大分B-リングス(2021年12月12日)2021年12月12日閲覧。
- ^ 福地元春 - 大分B-リングス(2023年2月23日閲覧)
- ^ 2023 ヤマエグループ九州アジアリーグ 個人賞 - 九州アジアプロ野球機構(2023年11月6日)2024年9月29日閲覧。
- ^ 田尻耕太郎 (2024年9月23日). “元NPB勢も目立つ中”完全男”松江が投手2冠、ドラフト候補中田はリーグ新で打率、安打、盗塁の3冠”. Yahoo!ニュース 2024年9月29日閲覧。
- ^ “福地DeNA入団 「直球で抑えたい」”. 琉球新報 (2014年11月14日). 2015年11月14日閲覧。
- ^ “福地 元春(信濃グランセローズ)-状況別成績”. 一球速報.com. OmyuTech. 2021年11月3日閲覧。
- ^ “【独立リーグ】投手成績-2022ヤマエ久野 九州アジアリーグ”. 一球速報.com. OmyuTech. 2022年10月8日閲覧。
- ^ 大分B-リングス 2023年度 - 一球速報.com
- ^ 福地元春 2024年度 - 一球速報.com
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 福地元春 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube