西福寺 (川口市西立野)
三重塔 | |
所在地 | 埼玉県川口市西立野420 |
位置 | 北緯35度51分25秒 東経139度44分57秒 / 北緯35.85694度 東経139.74917度座標: 北緯35度51分25秒 東経139度44分57秒 / 北緯35.85694度 東経139.74917度 |
山号 | 補陀落山[1] |
宗旨 | 新義真言宗[1] |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 阿弥陀如来[1] |
創建年 | (伝)弘仁年間 |
開山 | (伝)空海 |
中興 | 鏡胤[1] |
正式名 | 補陀落山 西福寺 |
別称 | 百観音 |
文化財 | 三重塔(県指定有形文化財) 木造如意輪観音坐像(市指定有形文化財) |
法人番号 | 9030005012244 |
西福寺(さいふくじ)は、埼玉県川口市大字西立野にある真言宗豊山派の寺院である。山号は補陀落山。観音堂と三重塔がある。
歴史
[編集]弘仁年間(810年 - 824年)に空海(弘法大師)が国家鎮護のため創建したと伝えられる[2]。
観音堂
[編集]観音堂には、西国・坂東・秩父札所の100体の観音像が安置され、この一堂に参詣すれば、100か所の観音霊場を参詣したと同じだけの功徳があるとされる[2]。
三重塔
[編集]三重塔は、江戸幕府三代将軍徳川家光の長女千代姫が奉建したもので[3]、高さ約23メートルあり、県下では一番高い木造の建造物である。塔内部には大日如来・阿弥陀如来・釈迦如来の3像が祀られている[3][4]。 棟札銘文によると、この塔は、元禄6年(1693年)3月27日に建立完成されたもので、かつては、櫓を組んで塔の頂上まで参詣者に登らせた時もあったが、現在では廃止されている。初層の組物間の蟇股(かえるまた)には十二支の動物を表している。
1972年(昭和47年)3月28日埼玉県指定有形文化財に指定された[5]。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 立野村.
- ^ a b 「境内掲示板」より。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』547頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』395頁。
- ^ 川口市立文化財センター.
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
- 「立野村 西福寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ139足立郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763997/105。
関連項目
[編集]- 埼玉県指定文化財一覧
- 西福寺 (川口市西川口) - 同じ市内にある浄土宗の寺院
外部リンク
[編集]- “川口の文化財 - 西福寺三重塔付元禄六年棟札一枚”. 川口市立文化財センター. 2021年3月21日閲覧。
- 西福寺(川口市西立野) - 浮間わいわいネット