鈴廣
鈴廣本社ビル(小田原市風祭) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 鈴廣 |
本社所在地 | 日本 〒250-8506 神奈川県小田原市風祭245 |
設立 | 1865年 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5021001032785 |
事業内容 | 鈴廣グループ全体の管理 |
代表者 | 鈴木博晶(代表取締役社長) |
資本金 | 7,000万円 |
売上高 | 連結:102億円(2019年8月) |
従業員数 | 719名 |
外部リンク | https://www.kamaboko.com/ |
鈴廣(すずひろ)は、神奈川県小田原市風祭に本社を置くかまぼこ(小田原蒲鉾)を中心にした食品会社の屋号である。また、株式会社鈴廣蒲鉾本店(すずひろかまぼこほんてん)の商標であり、その会社が形成する企業グループをも指す。
概要
[編集]慶応元年の創業以来、かまぼこを中心に水産練製品の製造、販売を手がけるが、近年は「かまぼこ博物館」やレストラン「えれんな ごっそ」の運営等も行っている。次の企業で鈴廣グループを形成している。
グループ会社
[編集]出典:[1]
- 株式会社鈴廣蒲鉾本店 - 鈴廣グループ全体の管理部門。
- 鈴廣かまぼこ株式会社 - 商品製造部門。小田原市内に風祭工場と惠水(めぐみ)工場がある。
- スズヒロシーフーズ株式会社 - 業務用食材の卸販売部門。
- インターシーズ株式会社 - 原材料の海外調達部門。
過去のグループ会社
[編集]- 株式会社小田原鈴廣 - 商品販売・飲食サービス部門。かまぼこの里を運営。
- 株式会社村田屋権右衛門商店 - 新規ブランド製品の販売担当。
- 株式会社マリンサプリ - 魚肉を活かした新規事業。
歴史
[編集]- 1780年頃(天明年間) - 初代村田屋権右衛門が小田原宮の前(現:小田原市本町)で網元として魚商を営む。商標を「やまきゅうぼし」(やま=箱根山・きゅう=久・ほし=星で、箱根山に幾久しく輝く星を意味する)とする。
- 1865年(元治2年) - 四代目村田屋権右衛門が漁業の副業として代官町(現:小田原市本町1丁目)で蒲鉾製造開始。
- 1865年(慶応元年) - この年を以って創業とする。この頃、蒲鉾は小田原宿、箱根温泉等の客に賞味され、参勤交代の大名、武士の食膳には必ず上がるものになる。
- 1871年(明治4年) - 村田屋権右衛門が戸籍法により鈴木姓を名乗り、鈴木権右衛門となる。
- 1887年(明治20年)頃 - 六代鈴木廣吉が千度小路(現:小田原市本町)に店を移転し、蒲鉾製造を本業とする。屋号を「鈴廣」と改める。
- 1951年(昭和26年)3月1日 - 株式会社鈴廣蒲鉾店と改称。個人経営を改め、会社組織となる。
- 1962年(昭和37年) - 風祭工場完成。
- 1962年(昭和37年)3月10日 - 商号を鈴廣蒲鉾工業株式会社と改称。
- 1995年(平成7年)7月3日 - 惠水工場完成。
- 1996年(平成8年)11月15日 - かまぼこ博物館オープン。
- 1997年(平成9年)3月8日 - 鈴廣かまぼこ株式会社へ社名変更。
- 1997年(平成9年)11月7日 - 箱根ビール藏オープン。
- 2000年(平成12年) - レストラン千世倭樓がオープン。
- 2004年(平成16年) - 御殿場店がオープン。
- 2007年(平成19年)6月15日 - 鈴廣かまぼこの里オープン。
工場
[編集]主な商品
[編集]その他
[編集]- 風祭のかまぼこ博物館が、小田原市の「街かど博物館」に指定されている。
- フィッシュケーキ事業「SEAtoYOUsuzuhiro」を展開している。当初は「FISHCAKE&DELI」という名称で、代官山への出店や、各地で催事展開を行った。ららぽーと横浜にも出店していたが、こちらは2008年3月27日に閉店。2011年より、ブランド名を変更し、現在は風祭店内にインストアショップを展開するほか、移動販売車をつかったプロモーションも実施している。主力商品は海のソーセージ「シーセージ(Sea-sage)」と「シーフランク(Sea-frank)」。
- 箱根駅伝の小田原中継所は鈴廣かまぼこの里(鈴廣本社前)にあり、「鈴廣前」という通称で親しまれている[2]。
- 蒲鉾に使用する魚のすり身を酵素分解した「魚肉ペプチド」を活用し、「サカナのちから」シリーズで機能性表示食品を開発[3]。
- 2020年にサッカー日本代表の長友佑都選手と 魚肉たんぱく同盟 を発足し、健康維持に欠かせないたんぱく質の中でも「魚肉たんぱく」の魅力を伝える活動をしている。
テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル カンブリア宮殿 創業150年 蒲鉾の価値を次世代に! 職人技を武器に勝つ 老舗店の格闘記(2018年4月26日、テレビ東京)[4]
参考文献
[編集]- 『慶應・明治・大正・昭和、そして平成へ 鈴廣かまぼこの百四十年』(編者:鈴廣蒲鉾本店)(2005年2月、鈴廣蒲鉾本店)
脚注
[編集]- ^ “会社情報|鈴廣かまぼこ”. www.kamaboko.com. 2021年8月11日閲覧。
- ^ 2006年から2016年までは往路のみメガネスーパーの本社前に移転していた。
- ^ 魚肉ペプチド サカナのちからB(G485)
- ^ 創業150年 蒲鉾の価値を次世代に! 職人技を武器に勝つ 老舗店の格闘記 - テレビ東京 2018年4月26日
外部リンク
[編集]