チェリーナイツ

チェリーナイツ
ジャンル 青年漫画
漫画:チェリーナイツ
作者 小田原ドラゴン
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
別冊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKCスペシャル
発表号 2005年1号 - 2011年36・37合併号
発表期間 2004年12月 - 2011年8月8日(ヤンマガ)
2005年11号 - 2008年26号(別冊)
巻数 全10巻
漫画:ワイルドチェリーナイツ
作者 小田原ドラゴン
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKCスペシャル
発表号 2011年39号 - 2012年38号
発表期間 2011年8月29日 - 2012年8月20日
巻数 全2巻
漫画:チェリーナイツR
作者 小田原ドラゴン
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
発表号 2012年41号 - 2014年9号
発表期間 2012年9月10日 - 2014年1月27日
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チェリーナイツ』は、小田原ドラゴンによる日本漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて2005年1号から[1]2011年36・37合併号まで[2]連載された。『別冊ヤングマガジン』(同)でも2005年11号から[1]2008年26号まで連載されていた。

概要

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文通で知り合った2人の童貞青年が、いかに「モテモテになるか」を追求し、それを実践していくのだが、ことごとくナンセンスな方向で展開する。

主に『週刊ヤングマガジン』の巻末で連載していた。2011年に『チェリーナイツ』としての連載が終わり、宇宙を舞台としたスピンオフ作品『ワイルドチェリーナイツ』が同年39号より[3]2012年38号まで連載。その後『チェリーナイツ』の終了から1年半後の世界を描いた『チェリーナイツR(レボリューション)』が2012年41号から[4]2014年9号まで連載された[5]

登場人物

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江藤 カオル(えとう カオル)
大阪府岸和田市出身。30歳。童貞。新聞配達のアルバイトをしている。後述する田村とはオカルト雑誌の文通コーナーで「笑福亭鶴光のラジオのファンの人と仲良くなりたい」と投稿し、それがきっかけで知り合う。その後2人で上京。田村の前ではモテモテだったと豪語し、(架空の)恋愛指南や遊び方をレクチャーする。だが実際は、マニュアル本を読破するも、実践までには至っていない。しゃべりは河内弁を話す。髪型はリーゼントだが、これはハゲを隠す意味合いもあり後ろ髪を全て前へ倒し、整髪料で固めているというものである(散髪時はわざわざ大阪に帰省し、河内長野市にある理容店で行なっている)。少年時代はおニャン子クラブFC会員で、白石麻子のファンだった(1987年の解散コンサートも見に行った)。また中山美穂FCの元会員でもあった。田村の前では「元暴走族だった」と威張るが、実際は暴走族にあこがれて特攻服を買って(刺繍は「血情」と入れるつもりが店の手違いで「血尿」となってしまった)ひとりで自転車に乗っていただけ。
「R」ではホームレスとなっている。
田村 一(たむら はじめ)
江藤の友人。18歳。やはり童貞だが、ファッションヘルスの経験はある。弁当工場で日の丸弁当梅干を乗せるバイトをしている。愚直な性格で、江藤の語る武勇伝や性体験(ただしデッチあげ)に心をときめかせ、「いつか彼のようにモテモテになりたい」と江藤を尊敬する。服装はいつも体操服を着ている。夢はcoco壱番屋カレーライスエビフライ6本トッピングしたものを注文し、それを持ち上げ「大漁じゃ〜!」と叫ぶこと(ただし連載中にココイチからエビフライのトッピングメニューが消え、彼の夢は幻となってしまった)。将来なりたいものはファッションヘルスの店長。槇原敬之のファン。
「R」ではブラジャー会社の社長として成功を収めた身となっている。

書誌情報

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単行本

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  • 小田原ドラゴン『チェリーナイツ』講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、全10巻
    1. 2006年2月3日発売[1]ISBN 4-06-361419-0
    2. 2007年4月6日発売[6]ISBN 978-4-06-361547-0
    3. 2008年7月4日発売[7]ISBN 978-4-06-361698-9
    4. 2009年4月6日発売[8]ISBN 978-4-06-361767-2
    5. 2009年10月6日発売[9]ISBN 978-4-06-361826-6
    6. 2010年8月6日発売[10]ISBN 978-4-06-361923-2
    7. 2010年11月5日発売[11]ISBN 978-4-06-361960-7
    8. 2011年2月4日発売[12]ISBN 978-4-06-361995-9
    9. 2011年7月6日発売[13]ISBN 978-4-06-382049-2
    10. 2011年11月4日発売[14]ISBN 978-4-06-382096-6
  • 小田原ドラゴン『ワイルドチェリーナイツ』講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、全2巻
    1. 2012年4月6日発売[15]ISBN 978-4-06-382165-9
      • 1巻巻末には作者と元おニャン子クラブのメンバー・渡辺美奈代との対談が収録されている。
    2. 2012年10月5日発売[16]ISBN 978-4-06-382230-4

『チェリーナイツR』は2021年現在、単行本化されていない。

廉価版

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  • 小田原ドラゴン『チェリーナイツ ドラゴンセレクト』講談社〈講談社プラチナコミックス〉、2010年10月20日発売[17]ISBN 978-4-06-374728-7 - 表紙は実写ドラマ仕様となっている[17]
  • 小田原ドラゴン『チェリーナイツ ベリーベスト』講談社〈講談社プラチナコミックス〉、2010年11月10日発売[18]ISBN 978-4-06-374729-4 - 表紙は実写ドラマ仕様となっている[18]

テレビドラマ

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チェリーナイツ
ジャンル コメディ
脚本 前原カズマ(前原一磨)
監督 横尾初喜
出演者 加藤歩(ザブングル)
澤部佑(ハライチ) ほか
エンディング シクラメン「毎日頑張る貴方へ」
製作
プロデューサー 中間恒
制作 BSフジ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2010年10月10日 - 12月12日
放送時間毎週日曜日 26:00 - 26:20
(月曜未明2:00 - 2:20)
放送分20分
回数全8
公式サイト
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2010年10月10日から[19]12月12日までBSフジで毎週日曜日深夜26時 - 26時20分(JST)に放送されていた。全8回(各3話・1話完結形式)。

2010年12月19日から同時間帯でリピート放送されている。

出演

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  • 加藤歩(ザブングル) - 江藤カオル
  • 澤部佑(ハライチ) - 田村一
  • 笑福亭鶴光 (写真と声のみ)
  • 梅田彩佳AKB48) - チンピラに絡まれる女子高生(第12話)
  • ミトモ(なでしこ☆Bon2)- アケミ(第7話)
  • ホルモン松丸(劇団シリフリ) - ゴスロリ女(第14話)
  • 天野(W・Soft) - よし子(第15・16話)
  • みっこべー(なでしこ☆Bon2) - さち(第17 - 20話)

エンディングテーマ

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サブタイトル

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各回 放送日 各話 サブタイトル
第1回 2010年
10月10日
第1話 さすが先輩は歩く恋愛玉手箱です
第2話 江藤と田村
第3話 田村のビッグな夢
第2回 10月17日 第4話 SEX警報発令中
第5話 江藤の携帯電話
第6話 田村のエロ話
第3回 10月24日 第7話 キャバ嬢からの電話
第8話 セックスのない人生
第9話 禁じられた遊び
第4回 10月31日 第10話 UFO遭遇の真実
第11話 閉ざされた押入れ
第12話 ドキドキしちゃう!
第5回 11月14日 第13話 江藤のセックス連載
第14話 2人の嫁
第6回 11月21日 第15話 よし子(前編)
第16話 よし子(後編)
第7回 12月5日 第17話 隣の女(前編)
第18話 隣の女(後編)
第19話 路上ファイト
第8回 12月12日 第20話 江藤とさち
第21話 30の夜

スタッフ

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  • 監督:横尾初喜
  • プロデューサー:中間恒
  • 脚本:前原カズマ(前原一磨)
  • 制作:脇聖人、平山聡
  • 企画協力:西保雄、桂田剛司、矢野雄一郎、大森慎司、大川内純一、高橋あゆみ
  • 撮影:江森太一
  • 照明:斎藤卓
  • 録音:新妻聡
  • VE:西久保将夫
  • 美術:都留啓亮
  • メイク:佐々木麻里子
  • 衣装:池田友紀
  • 撮影助手:阿部隆教
  • 照明助手:塙秀彦
  • 録音助手:甲斐匡、中村涼
  • 編集:邉見和子
  • 音響効果:杉山典子
  • カラリスト:三宅愛架
  • デザイン:岡本優里子
  • 宣伝:飯塚尚志、渡邊真二、一木涼
  • 制作補佐:若林寛朗、近藤雄亮
  • 助監督:戸塚寛人
  • 企画制作:ワタナベエンターテインメント
  • 制作:Contents League
  • 著作:小田原ドラゴン、講談社、Contents League

DVD

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特典映像:小田原ドラゴンx加藤歩x澤部佑「男3人(秘)さくらんぼ座談会 前編」、第22話「メールと宇宙の吹きだまり」(未公開)
  • 「チェリーナイツ2」(2010年12月1日[20]、アニプレックス) - 第13 - 21話収録。
特典映像:「男3人(秘)さくらんぼ座談会 後編」、第23話「USBメモリーくん」(未公開)

ムービーコミック

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2011年3月20日からBeeマンガにてムービーコミックが全12話が配信された[21]

キャスト

ほか

主題歌

脚注

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  1. ^ a b c チェリーナイツ(1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  2. ^ “東元俊也の新連載、ライフセーバー高校生のおバカギャグ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年8月8日). https://natalie.mu/comic/news/54439 2021年5月6日閲覧。 
  3. ^ “舞台は宇宙、小田原ドラゴン「チェリーナイツ」新章開始”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年8月29日). https://natalie.mu/comic/news/55631 2021年5月6日閲覧。 
  4. ^ “「足利アナーキー」の吉沢潤一、ヤンマガで青春劇を開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年9月10日). https://natalie.mu/comic/news/76245 2021年5月6日閲覧。 
  5. ^ “「ヤンキー塾へ行く」が「塾生☆碇石くん」と改題し新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年1月27日). https://natalie.mu/comic/news/108583 2021年5月6日閲覧。 
  6. ^ チェリーナイツ(2)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  7. ^ チェリーナイツ(3)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  8. ^ チェリーナイツ(4)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  9. ^ チェリーナイツ(5)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  10. ^ チェリーナイツ(6)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  11. ^ チェリーナイツ(7)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  12. ^ チェリーナイツ(8)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  13. ^ チェリーナイツ(9)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  14. ^ チェリーナイツ(10)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  15. ^ ワイルドチェリーナイツ(1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  16. ^ ワイルドチェリーナイツ(2)<完>”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  17. ^ a b チェリーナイツ ドラゴンセレクト”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  18. ^ a b チェリーナイツ ベリーベスト”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
  19. ^ “小田原ドラゴンの童貞ギャグ「チェリーナイツ」ドラマ化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年9月7日). https://natalie.mu/comic/news/37332 2021年5月6日閲覧。 
  20. ^ a b “小田原ドラゴン×ドラマ「チェリーナイツ」出演芸人が語る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年10月18日). https://natalie.mu/comic/news/39199 2021年5月6日閲覧。 
  21. ^ BeeTV|チェリーナイツ”. BeeTV. 2011年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月17日閲覧。

外部リンク

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