大台町
おおだいちょう 大台町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東海地方、近畿地方 | ||||
都道府県 | 三重県 | ||||
郡 | 多気郡 | ||||
市町村コード | 24443-1 | ||||
法人番号 | 5000020244431 | ||||
面積 | 362.86km2 | ||||
総人口 | 7,913人 [編集] (推計人口、2024年9月1日) | ||||
人口密度 | 21.8人/km2 | ||||
隣接自治体 | 松阪市、多気郡多気町、度会郡度会町、大紀町、北牟婁郡紀北町 奈良県:吉野郡川上村、上北山村 | ||||
町の木 | アラカシ[1] | ||||
町の花 | ホンシャクナゲ[1] | ||||
町の鳥 | ヤマガラ[1] | ||||
大台町役場 | |||||
町長 | 大森正信 | ||||
所在地 | 〒519-2404 三重県多気郡大台町大字佐原750 北緯34度23分36秒 東経136度24分29秒 / 北緯34.39331度 東経136.40811度座標: 北緯34度23分36秒 東経136度24分29秒 / 北緯34.39331度 東経136.40811度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
大台町(おおだいちょう)は、三重県多気郡にある町。町全域が国際連合教育科学文化機関の生物圏保護区(ユネスコエコパーク)「大台ケ原・大峯山・大杉谷」の一部として登録されている[2]。
地理
[編集]三重県庁は大台町を中勢(三重県北中部)に区分しているが、気象予報、警報・注意報の発表区分は「三重県全域 > 三重県南部 > 紀勢・東紀州 > 大台町」となっている。
大台町の行政・経済の中心部は宮川と大内山川の合流地点である佐原で、交通拠点・木材の集散地として発達した[3]。
地区
[編集]- 旧大台町地区
- 旧宮川村地区
隣接している自治体
[編集]歴史
[編集]- 1956年(昭和31年)9月30日 - 多気郡三瀬谷町・川添村が新設合併して大台町が発足。
- 2006年(平成18年)1月10日 - 多気郡宮川村と新設合併し、改めて大台町が発足。これにより三重県から村が消滅した。
- 2016年(平成28年)3月 - 町域全体が生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に登録される[2]。
人口
[編集]大台町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大台町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 大台町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
大台町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
[編集]歴代町長
※衆議院議員選挙の選挙区は「三重県第4区」[9]、三重県議会議員選挙の選挙区は「多気郡選挙区」(定数:2)[10]。
産業
[編集]伊勢茶(大台茶)栽培地のひとつ。江戸時代以来高品質で知られ、1975年(昭和50年)には「皇室献上茶」に指定された[11]。宮川流域は河岸段丘が発達し水はけのよい段丘面や丘陵地が広がり、肥沃な黒ボク土に恵まれ、霧・靄(もや)の発生する山間地であることが茶栽培の利点となっている[12]。特に栃原地区で栽培が盛んである[3]。
山間部であるため山菜が多く採れ、1972年(昭和47年)に過疎地域農村パイロット事業として加工場を建設して生産振興を図っている[13]。生産量の8割が山ブキで、ワラビ・ゼンマイ・タケノコ・イタドリなども産し、三重県内を中心に京阪神にも出荷される[13]。
2010年(平成22年)より町当局がユズ栽培を奨励し、2019年(平成31年)3月に地域ブランド「奥伊勢ゆず」を立ち上げた[14]。同年の出荷量は15トンで、町内には1,870本のユズの木がある[14]。
教育
[編集]高等学校
[編集]かつては三重県立宮川高等学校が存在したが、2010年度より生徒募集を停止、2012年3月限りで閉校。多気町の三重県立相可高等学校と合併統合された。
中学校
[編集]- 大台町立大台中学校
- 大台町立宮川中学校
かつては大台町立協和中学校が存在したが、2015年3月限りで閉校。大台中学校へ統合された。
小学校
[編集]- 大台町立川添小学校
- 大台町立日進小学校
- 大台町立三瀬谷小学校
- 大台町立宮川小学校
図書館
[編集]郵便・金融
[編集](2016年7月現在)
- 日本郵便株式会社
- 大台郵便局 - 集配局。
- 荻原郵便局 - 集配局。
- 領内郵便局
- 川添郵便局
- 栃原郵便局
- 大杉谷郵便局
- 下真手簡易郵便局
- 栗谷簡易郵便局
- 大台長簡易郵便局
- ゆうちょ銀行
- 名古屋支店 道の駅奥伊勢おおだい内出張所(佐原)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- この他大台・荻原・領内・栃原の各局にATMが設置されており(川添・大杉谷の各局には設置されていない)、荻原郵便局ではホリデーサービスを実施。
※大台町内の郵便番号は「519-24xx」(合併前からの大台町域=大台郵便局の集配担当)「519-25xx」「519-26xx」(以上旧多気郡宮川村域=荻原郵便局の集配担当)となっている。
交通
[編集]鉄道
[編集]- 東海旅客鉄道(JR東海)
2012年4月以降、町内の全ての駅が無人駅となっている。中心駅は特急が停車する三瀬谷駅。
路線バス
[編集]高速バス
[編集]一般路線バス
[編集]道路
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・旧跡
[編集]- 川添神社
- 北畠具教三瀬館跡
- 柳原観音
景勝地
[編集]観光スポット
[編集]- 大台海洋センター
- こども王国
- 湿地観察園
- 奥伊勢フォレストピア
施設
[編集]- 道の駅奥伊勢おおだい - 大台町役場に隣接する国道42号の道の駅。
- 下村座 - かつて大台町にあった映画館。1960年(昭和35年)の飯南郡には5館の映画館があった[15]。
- 宮川劇場 - かつて大台町にあった映画館。
脚注
[編集]- ^ a b c 大台町役場企画課 編(2008):5ページ
- ^ a b 吉野淳一「エコパーク拡張 大台町全体に 活性化へ まず地元愛」中日新聞2016年4月3日付朝刊、三重版26ページ
- ^ a b 大喜多(1985):104ページ
- ^ “大紀町役場周辺地図”. yahoo. 2019年3月10日閲覧。
- ^ a b “大台町長に大森氏 初当選、12年ぶり選挙戦 町議11人も決まる 三重”. 伊勢新聞. (2018年1月29日) 2018年3月20日閲覧。
- ^ 内訳は当時の定数16に対し旧大台町10、旧宮川村6
- ^ “大台町長選 尾上町長は不出馬 「体力の限界」”. 毎日新聞. (2017年6月17日) 2018年3月20日閲覧。
- ^ “大台町長選 尾上町長が不出馬表明 3人出馬へ”. 伊勢新聞. (2017年6月17日) 2018年3月20日閲覧。
- ^ 衆議院小選挙区図 (PDF) 三重県選挙管理委員会
- ^ 県議会議員の選挙区と定数 Archived 2011年4月21日, at the Wayback Machine. 三重県選挙管理委員会
- ^ 大喜多(1985):103ページ
- ^ 大喜多(1985):103 - 104ページ
- ^ a b 大喜多(1985):105ページ
- ^ a b 清水悠莉子「奥伊勢ゆずの料理 酸味や香りを堪能 大台で初出荷祝う」中日新聞2019年10月29日付朝刊、伊勢志摩版14ページ
- ^ 『映画年鑑 戦後編 別冊 全国映画館録 1960』日本図書センター、1999年。
参考文献
[編集]- 大喜多甫文(1985)"宮川上・中流の風土と産業"三重地理学会 編『三重県の地理散歩』(荘人社、昭和60年1月20日、193p. ISBN 4-915597-02-4 ):102-106.
- 大台町役場企画課 編『広報おおだい平成20年12月号』大台町役場企画課、15p.