安田文吉
安田 文吉(やすだ ぶんきち、1945年 - )は、日本近世文学、近世芸能研究者。南山大学名誉教授、東海学園大学人文学部教授(人文学科)。日本歌謡学会常任理事、日本近世文学会委員、名古屋芸能文化会代表。母は、常磐津文字登和(常磐津節、三味線)。妻は、安田徳子(中世文学、芸能研究、岐阜聖徳学園大学教育学部教授)。
経歴
[編集]名古屋市熱田区に生まれる。幼少より、常磐津節や名古屋西川流などに親しみ、入学した名古屋大学でも、浄瑠璃や歌舞伎など伝統芸能を研究した。1975年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了、1996年、文学博士に。1977年に南山大学文学部国語学国文学科専任講師に就任、1986年に文学部助教授、1989年に同学部教授となった。1992年の『常磐津節の基礎的研究』(和泉書院)で、第10回1992年度田辺尚雄賞(東洋音楽学会)を受賞した。2012年、中京独立戦略本部本部員。2014年に南山大学を退職し、東海学園大学人文学部教授に就任。
テレビ出演
[編集]- 北陸東海(1987年4月〜1989年3月、NHK<中部地区7県>) - 文さんの味な旅[1]
著書
[編集]- 「ゆめのあと」諸本考、<文化財叢書>第74号、名古屋市教育委員会、1978年
- 幕末明治常磐津史、<文化財叢書>第80号、名古屋市教育委員会、1980年
- 常磐津節の基礎的研究、和泉書院、1992年 ISBN 978-4870885295
- 歌舞伎入門(安田徳子との共著)、おうふう、1995年 ISBN 978-4273028527
- ひだ・みの 地芝居の魅力(安田徳子との共著)、岐阜新聞社、2009年 ISBN 978-4877971397
脚注
[編集]- ^ NHK名古屋放送局、中部旧友会NHK名古屋放送局80年史編集委員会 企画・編集『NHK名古屋放送局80年のあゆみ』NHK名古屋放送局、2006年、167頁。