山下悟

山下 悟(やました さとる、1955年9月8日 - )は、舞台演出家東京都生まれ。演劇集団円演出部所属。円に所属し下記作品の演出をする傍ら、演出助手としても数多くの木村光一の作品に参加し、木村が代表をつとめていた地人会にて二本の作品の演出を担当。

駒場東邦高等学校早稲田大学第二文学部演劇学科卒業。大学を卒業した1979年に演劇集団円の養成所入所。1982年、演劇集団円の演出部会員となる。1995年から1年間、文化庁在外研修員としてロンドンに滞在。現在和光大学及び淑徳大学にて非常勤講師も務める。

演劇集団円の演出部に所属しながら、2000年から『メリーさんの羊を上演する会』を俳優の山口眞司、制作の高木由起子と共にユニットを組み、俳優三谷昇と共に2012年まで別役実作『メリーさんの羊』を上演してきたが、同作品の上演について10年間の休眠期間を取るとし、2013年から新たに『山の羊舍』(命名者:三谷昇)として年に数本の上演を目指し活動を開始している。

妻は俳優大滝秀治の長女[1]

主な演出作品

[編集]
  • 『三つのダイアローグ』として「父親」(山本有三作)、「幸福をはかる機械」、「閉まらぬカーテン」(横光利一作)の三本同時上演 ・・・演劇集団円(ステージ円)
  • 「ダムウェイター」 ハロルド・ピンター作 : 円小劇場の会(ステージ円)
  • 「ムーンチルドレン」 マイケル・ウェラー作 : 演劇集団円(ステージ円)
  • 「男と女と男」 横光利一作 : 円小劇場の会(ステージ円)
  • 「島」 エイソール・フガート作 : 円小劇場の会(ステージ円)
  • 「この夏、突然に」 テネシー・ウィリアムズ作 : 地人会(紀伊国屋ホール
  • 「水の記憶」 シーラ・スティヴンスン作 : 劇団ギルドホール(銀座みゆき館)
  • 「クリスマス狂騒曲・ナポリ風」 エディアルド・デ・フィリッポ作 : 地人会(紀伊国屋ホール)
  • 「マクロプロス-300年の秘密」 カレル・チャペック作 : 演劇集団円(ステージ円)
  • 「山猫理髪店」 別役実作 : 劇団民藝紀伊国屋サザンシアター他)
  • 「クーランガッタ・スクランブル」 林学作 : 文化庁(新国立劇場)
  • 「あのやさしい夜の中へ」 N.J.クリスプ作 : シアター21(紀伊国屋サザンシアター、神戸オリエンタル劇場)
  • 「壊れた風景」 別役実作 : 俳優座劇場プロデュース(俳優座劇場
  • 「危険な曲がり角」 J.B.プリーストリー作 : (下北沢劇場劇場)
  • 「らくだ」 別役実作 : 劇団民藝(紀伊国屋サザンシアター他)
  • ※「メリーさんの羊」 別役実 作を2002年より2012年までほぼ毎年上演 : 渋谷ジァンジァン、ステージ円、シアターΧ、下北沢小劇場楽園他
  • 「火垂るの墓」 野坂昭如原作、今井裕三脚本 : 糸あやつり人形芝居(座・高円寺/杉並演劇祭参加)
  • 「帰還」 坂手洋二作 : 劇団民藝(紀伊国屋サザンシアター)
  • 「場所と思い出 」別役実作 : 山の羊舍(下北沢 駅前劇場)
  • 「一軒の家・一本の樹・一人の息子」 別役実作 : 山の羊舍(下北沢 駅前劇場)
  • 「The LONG ROAD 長い道」 シーラ・スティーブンソン作 : 山の羊舍(下北沢 「劇 小劇場」)
  • 「クリームの夜」 青木豪作 : 劇団民藝(紀伊国屋サザンシアター)
  • 「燕のいる駅」 土田英生 作 : 演劇ユニット・コトブキプラネット(高田馬場ラビネスト)
  • 「うしろの正面だあれ」 別役実作 : 山の羊舍(別役実フェスティバル参加作品/下北沢 小劇場B1)
  • 「部屋」 別役実作:山の羊舎(別役実フェスティバル交流プロジェクトVol.1 『別役実を読む、聞く、語る』で朗読劇で参加/青年座劇場)
  • 「窓から外を見ている」 別役実作 ::山の羊舎(別役実フェスティバル番外公演/下北沢 小劇場B1)
  • 「危険な曲がり角」 J・B・プリーストリー作:山の羊舎(下北沢演劇祭参加/下北沢 「劇 小劇場」)
  • 「雨と猫といくつかの嘘」 吉田小夏作:プラスワン企画(遊空間がざびぃ)
  • 「眠っちゃいけない子守歌」 別役実作:Pカンパニー(第21回公演 『~別役実 男と女の二人芝居3本立て日替公演)~』

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]