時の流れに身をまかせ
「時の流れに身をまかせ」 | ||||
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テレサ・テン の シングル | ||||
初出アルバム『時の流れに身をまかせ ベスト・セレクション』 | ||||
B面 | 黄昏(1986年盤) 別れの予感(1988年盤) 女の生きがい(1989年盤) | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチレコード | |||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | トーラスレコード | |||
作詞 | 荒木とよひさ | |||
作曲 | 三木たかし | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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テレサ・テン シングル 年表 | ||||
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「時の流れに身をまかせ」(ときのながれにみをまかせ)は、テレサ・テンの16作目のシングル曲。1986年2月21日にトーラスレコード(現・ユニバーサルミュージック)から発売。英語でのタイトルは、"I only care about you"。また、テレサ自身によって、「我只在乎你」というタイトルで中国語版としても発売された。
概要
[編集]「つぐない」、「愛人」に続き、作詞・荒木とよひさ、作曲・三木たかしのコンビ作品の3曲目である。なお前2作品はマイナー調の曲だったが、同曲はメジャー調に仕上がっている。
第19回日本有線大賞および、第19回全日本有線放送大賞(年間)で、それぞれ史上初となる3年連続のグランプリを受賞した。なお、東西の有線大賞3年連続同時大賞・グランプリ達成という記録は彼女のみである。
1986年度と1987年度の日本音楽著作権協会(JASRAC)発表による楽曲別の著作権使用料分配額(国内作品)で、2年連続で年間トップ10にランクインされた唯一の楽曲となった[1]。
収録曲
[編集]オリジナル盤(1986年盤)
[編集]- 時の流れに身をまかせ
- 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:川口真
- 1986年の『第37回NHK紅白歌合戦』と、1991年の『第42回NHK紅白歌合戦』で2度歌われている。また、2010年の『第61回NHK紅白歌合戦』では徳永英明によって歌われ、2023年の『第74回NHK紅白歌合戦』ではJUJUによって歌われた。
- 2005年にNHKが行ったアンケート「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」では、本楽曲が紅組の35位にランクインした。
- 2010年に、中国人歌手、エンレイの歌唱によって「時の流れに身をまかせ パートII」というタイトルでアンサーソングが制作された。
- 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:川口真
- 黄昏
- 作詞:荒木とよひさ 作曲・編曲:川口真
1988年盤
[編集]1989年盤
[編集]「時の流れに身をまかせ」のカバー
[編集]- フェイ・ウォン (1996年の香港電台の『十大中文金曲』受賞式で、テレサ・テンを偲んで歌われた『我只在乎你』)
- チョーヨンピル(趙容弼『ベストセレクション〜想いで迷子〜』に収録)
- CHARA (映画スワロウテイルの劇中で披露された)
- 夏川りみ(カバー・アルバム『歌さがし〜アジアの風〜』に収録)
- 五木ひろし(テレサとの合成デュエット。同じ形式で五木の曲「そして…めぐり逢い」の合成デュエット版も制作、発売された)
- 葛城ユキ
- 加藤登紀子(アルバム『SONGS うたが街に流れていた』に収録)
- 桂銀淑
- 幸田聡子(演奏のみ)
- 小林幸子(アルバム『K』に収録。1番は日本語で、2番以降は北京語で歌われるという形式)
- ジャッキー・チェン(テレサとの北京語による合成デュエット。テレサの死後、かつてテレサと交際していたジャッキーの想いから制作されたもの)
- Take6(英語詞。スバル・アウトバックCMソング)
- 徳永英明(カバー・アルバム『VOCALIST 4』に収録。シングルとしても発売)
- つるの剛士(カバー・アルバム『つるのうた2』に収録)
- 内藤やす子 (カバー・アルバム『SONGS II』に収録)
- 中西圭三 - アルバム『結晶』(2002年)
- 保刈あかね(オムニバスアルバム『スター☆ヒットパレード 昭和の名曲アレンジベスト盤』に収録)
- 市川由紀乃 - アルバム『市川由紀乃 全曲集 2007~日本歌謡名曲選~』に収録。(2007年)
- マルシア(オムニバスアルバム『昭和おとなカヴァーII』に収録)
- 村上てつや(ゴスペラーズ)(テレサとの合成デュエット。2010年発売のテレサのアルバム『デュエット&ベスト 新生』に収録)
- 森進一
- 八代亜紀
- LOVER'S CONCERTO
- リチャード・クレイダーマン(ピアノ演奏)
- 女子十二楽坊(カバーアルバム『THE BEST OF COVERS』に収録)
- ビビアン・スー - アルバム『Natural Beauty』に収録。(2011年)
- 岩佐美咲(カバーアルバム『リクエスト・カバーズ』に収録)
- Acid Black Cherry(カバー・アルバム『Recreation 3』に収録)
- 桑田佳祐(ライブビデオ『昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦』に収録)
- 周影 - 讓我愉快愛一次(広東語、アルバム『還仍然想我嗎』に収録)
- 土佐拓也(コンピレーションカバーアルバム『On/Off ~ハートフルボイス~』(2013年11月20日発売、テイチクエンタテインメント)に収録)[2]
- 酒井法子 - アルバム『涙ひとつぶ』に収録(2014年)
- Tiara - アルバム『Lady ~ Tiara Love Song Covers~ 』に収録(2014年)
- 吉幾三 - アルバム『あの頃の青春を詩う vol.2』に収録。(2014年)
- 畠山美由紀 - 『歌で逢いましょう』に収録(2014年)
- 春野寿美礼(宝塚歌劇団OGによるカバーアルバム『麗人 REIJIN -Showa Era-』(2015年7月1日、ビクターエンターテインメント)に収録)[3]
- う〜みアルバム(時の流れに身をまかせ)に収録
- 花見桜こうき - アルバム『花見便り~俺の女唄名曲集~』に収録。(2015年)
- 羅美儀 (中国語、アルバム『Bonnie』に収録)
- 由紀さおり(カバーアルバム『あなたと共に生きてゆく〜由紀さおり テレサ・テンを歌う〜』(2016年7月27日発売)に収録)[4]
- 氷川きよし - アルバム『新・演歌名曲コレクション6 -碧し-』に収録。(2017年)
- 鄧紫棋(ワールドツアー『Queen of Hearts』台北公演(2018年3月24-25日)にて、普通話と閩南語で披露)
- ロン・モンロウ
- 加納ひろし - アルバム『荒木とよひさ作品集』に収録。(2019年)
- 西田あい(カバー・アルバム『アイランド・ソングス ~私の好きな愛の唄~』(2019年12月4日発売)に、鹿児島弁に訳詞したものを収録)
- 石原詢子
- 石川さゆり
- 一青窈・坂本冬美
- 平山みき、松浦亜弥
- ゆう十(アルバム(utopia)にduet with テレサ・テンとして収録)
- 岡崎倫典(アコースティックギターリスト:2010年〝テレサ・テン〟カバーアルバム〝Eternal〟(日本コロムビア)よりリリース。アルバム最後にアコースティックギター5本を重ね、テレサ・テンのヴォーカルとのデュエット「時の流れに身をまかせ」を収録
- Ms.OOJA - カバーアルバム『流しのOOJA 2 ~VINTAGE SONG COVERS~』(2022年)に収録。
- JUJU - カバーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~『帰ってきたママ』』(2023年)に収録[5]。
脚注
[編集]- ^ 「歌──日本人といえばウタがいなく演歌です(消費者情報)」『日経流通新聞』1988年5月31日付、23頁。
- ^ “On/Off シリーズ[On/Off ~ハートフルボイス~:TECG-20093] / TAKUMI NOTE”. www.teichiku.co.jp. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “宝塚OGによるカバーアルバム第2弾発売決定 昭和の歌謡名曲が男役歴代トップスター達によって蘇る”. Billboard Japan. 2015年4月23日閲覧。
- ^ “あなたと共に生きてゆく~由紀さおり テレサ・テンを歌う~ 【CD】由紀さおり”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2016年8月2日閲覧。
- ^ “JUJU、スナックシリーズ第二弾カヴァーアルバム全曲ダイジェスト映像公開”. BARKS (2023年9月27日). 2023年11月7日閲覧。