相場英雄
相場 英雄 あいば ひでお | |
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誕生 | 1967年9月18日(57歳) 日本 新潟県三条市 |
職業 | 小説家・経済ジャーナリスト |
活動期間 | 2005年 - |
ジャンル | 経済小説・推理小説 |
主な受賞歴 | ダイヤモンド経済小説大賞(2005年) |
デビュー作 | 『デフォルト 債務不履行』 |
公式サイト | 相場英雄の酩酊日記 |
相場 英雄(あいば ひでお、1967年9月18日 - )は、日本の小説家、経済ジャーナリスト。新潟県三条市生まれ。
経歴
[編集]新潟県立三条高等学校を経て外国語専門学校卒業後、キーパンチャーとして1989年に時事通信社に入社。当初は情報端末の編集部門で市場データの編集業務を担当していたが、市況担当記者に欠員が生じたため記者職に転じた[1]。経済部記者として日本銀行、東京証券取引所などを担当したが、大卒ではないという理由で大蔵省担当にはなれなかった[2]。
2005年、『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞(現・城山三郎経済小説大賞)を受賞し小説家デビュー。2006年、時事通信社を退社し作家専業になる。BSE問題を扱った2012年の『震える牛』が累計28万部のベストセラーに[3]。2013年、『血の轍』が第26回山本周五郎賞候補作、第16回大藪春彦賞候補作になる。2016年、『ガラパゴス』が第29回山本周五郎賞候補作になる。同作は2016年版「週刊文春ミステリーベスト10」で第17位に選ばれる。2017年、『不発弾』が第30回山本周五郎賞候補作になる。
作品リスト
[編集]小説
[編集]みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎シリーズ
[編集]- 奥会津三泣き 因習の殺意(2009年3月 小学館文庫)
- 佐渡・酒田殺人航路(2009年7月 小学館文庫)
- 完黙(2009年9月 小学館文庫)
- 誤認(2010年2月 双葉文庫)
- 追尾(2010年4月 小学館文庫)
- 偽計(2010年10月 双葉文庫)
- 共震(2013年7月 小学館 / 2016年3月 小学館文庫)
→「みちのく麺食い記者 宮沢賢一郎」を参照
警視庁捜査一課継続捜査班・田川信一シリーズ
[編集]- 震える牛(2012年1月 小学館 / 2013年5月 小学館文庫)
- ガラパゴス(2016年1月 小学館 上・下巻 / 2018年7月 小学館文庫 上・下巻)
- アンダークラス(2020年11月 小学館 / 2023年1月 小学館文庫)
「ナンバー」シリーズ
[編集]- ナンバー(2012年6月 双葉社 / 2014年9月 双葉文庫)
- トラップ(2014年1月 双葉社 / 2017年3月 双葉文庫)
- リバース(2015年2月 双葉社 / 2017年4月 双葉文庫)
古賀遼シリーズ
[編集]トップリーグ
[編集]その他
[編集]- デフォルト 債務不履行(2005年10月 ダイヤモンド社 / 2007年11月 角川文庫)
- 株価操縦(2006年3月 ダイヤモンド社)
- ファンクション7(2007年11月 講談社 / 2021年4月 実業之日本社文庫)
- 偽装通貨(2008年6月 東京書籍 / 改題『偽金 フェイクマネー』 2015年12月 実業之日本社文庫)
- 金融報復 リスクヘッジ(2010年5月 徳間文庫)
- 越境緯度(2011年4月 徳間文庫)
- 双子の悪魔(2011年10月 幻冬舎文庫)
- 鋼の綻び(2012年11月 徳間書店 / 改題『復讐の血』 2016年12月 実業之日本社文庫)ISBN 9784198635053
- 血の轍(2013年1月 幻冬舎 / 2013年11月 幻冬舎文庫)
- 御用船帰還せず(2015年9月 幻冬舎 / 2017年9月 幻冬舎文庫)
- クランクイン(2016年12月 双葉社 / 2020年4月 双葉文庫)
- 血の雫(2018年10月 新潮社 / 2021年10月 幻冬舎文庫)
- KID(2019年3月 幻冬舎 / 2021年6月 幻冬舎文庫)
- レッドネック(2021年5月 角川春樹事務所)
- マンモスの抜け殻(2021年12月 文藝春秋 / 2024年4月 文春文庫)
- 覇王の轍(2023年2月 小学館)※警視庁捜査一課継続捜査班・田川信一シリーズのスピンオフ作品
- 心眼(2023年7月 実業之日本社)
- サドンデス(2023年9月 幻冬舎)
- ゼロ打ち(2024年2月 角川春樹事務所)
漫画原作
[編集]- フラグマン(作画:中山昌亮、2011年4月 小学館)
- 書かずの753(作画:中山昌亮、2014年4月 小学館)