館龍一郎
日本学士院により 公表された肖像写真 | |
生誕 | 1921年9月11日 神奈川県横浜市 |
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死没 | 2012年2月11日(90歳没) |
国籍 | 日本 |
研究機関 | 日本銀行 東京大学 青山学院大学 財政金融研究所 |
研究分野 | 金融論 財政学 |
母校 | 東京帝国大学経済学部卒業 |
学位 | 経済学士 (東京帝国大学・1944年) |
実績 | 欧米の経済理論を踏まえ 日本の現実に適用できる 金融理論を構築 |
館 龍一郎(たち りゅういちろう、1921年9月11日 - 2012年2月11日)は、日本の経済学者(金融論・財政学)。勲等は勲二等。東京大学名誉教授、青山学院大学名誉教授。日本学士院会員。
日本銀行での勤務を経て、東京大学経済学部教授、東京大学経済学部学部長、青山学院大学国際政治経済学部教授、財政金融研究所所長などを歴任した。
来歴
[編集]館哲二(内務官僚・参議院議員)の長男として横浜市で生まれる。1944年、東京帝国大学経済学部卒。戦後すぐ日本銀行勤務経験もあった。1950年、東京大学助教授。1961年、東京大学教授。1984年、東京大学を退官し青山学院大学教授。1985年、日本学士院会員。
この間、大蔵省財政金融研究所所長、日本銀行金融研究所特別顧問、金融制度調査会会長、中央社会保険医療協議会会長等を歴任。
欧米の最新の金融理論(特に貨幣論)を紹介し、日本の実情に当てはまる独自の理論を展開した。また、その理論を元に政策提言を行った。特に金融制度調査会長として金融制度改革に積極的に取り組んだ。
行政
[編集]1980年代から90年代にかけ旧大蔵省の金融制度調査会長など、霞が関の経済政策に大きな発言力があった[要出典]。
栄典
[編集]主な著書
[編集]- 「経済政策の理論」(小宮隆太郎と共著)勁草書房(1964年)
- 「ケインズと現代経済学」(編著)東京大学出版会(1968年)
- 「金融 現代経済学6」(浜田宏一と共著)岩波書店(1972年)
- 「財政 現代経済学7」(貝塚啓明と共著)岩波書店(1973年)
- 「金融政策の理論」東京大学出版会(1982年)
- 「金融再編成の視点」東洋経済新報社(1985年)
- 「日本の金融」Ⅰ、Ⅱ(蝋山昌一共編)東京大学出版会(1987年)
- 「日本の経済」東京大学出版会(1991年)
- 「金融辞典」(編著)東洋経済新報社(1994年)
ほか。
脚注
[編集]- ^ “東大名誉教授の館龍一郎さん”. 朝日新聞. (2012年2月13日) 2012年2月13日閲覧。
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