3月

ベリー公のいとも豪華なる時祷書』より3月

3月(さんがつ)は、グレゴリオ暦の第3のに当たり、31日間ある。の境目の季節である。

日本では、旧暦3月弥生(やよい)と呼び、現在でも新暦3月の別名としても用いる[注 1]

北海道アイヌ語旭川方言では、3月を「日に関して長い」を意味するトエタンネ(アイヌ語: toetanne)と呼ぶ[1]

ヨーロッパ諸言語での呼び名である mars, marzo, March などはローマ神話マルスMars)の月を意味することもある。Martius から取ったもの。

古代ローマの暦ユリウス暦より前)においては、年の最初の月は現在の3月にあたる。当時の暦での最後の月に日数調整を行っていたことの名残で閏年の日数調整を2月に行う。

3月はその年の11月と同じ曜日で始まり、平年には2月と同じとなる。

日本における3月

サクラ(川代渓谷ソメイヨシノ

日本では弥生(やよい)の他に、花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、花見月 (はなみづき)、夢見月(ゆめみつき)、桜月(さくらづき、陰曆)[2]暮春(ぼしゅん)等の別名もある。

日本では年度替り(主に会計年度学年)の時期として有名である。月を通して卒業式送別会が行われ、出会いと別れの時期でもある。また、春休みに該当する当月末には、人事異動が行われたり、多くの学校・会社・官公庁などが引越しや移行作業、新生活の始まりなどで忙しくなる。

異名

  • かげつ(花月)
  • きしゅん(季春)
  • くれのはる(晩春)
  • けんしんづき(建辰月)
  • さくらづき(桜月)
  • さはなさきつき(早花咲月)
  • さんげつ(蚕月)
  • しゅくげつ(宿月)
  • とうげつ(桃月)
  • はなみづき(花見月)
  • はるをしみつき(春惜月)
  • ばんしゅん(晩春)
  • ひいなつき(雛月)
  • やよい(弥生)
  • ゆめみづき(夢見月)

3月の年中行事

雛まつり

3月に行われるスポーツ

3月がテーマの楽曲

その他

脚注

注釈

  1. ^ 弥生の由来は、草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となったという説が有力で、これに対する異論は特にない。

出典

関連項目

2024年 3月弥生
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