COVER ALL HO!
『COVER ALL HO!』 | ||||
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山崎まさよし の カバー・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | BUNKAMURA STUDIO FREEDOM STUDIO STUDIO TERRA 3st. ジンジャミエール Studio Sound Dali 音響ハウス STUDIO Sound Valley AVACO CREATIVE STUDIO | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ユニバーサルミュージック | |||
プロデュース | 山崎将義 | |||
チャート最高順位 | ||||
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山崎まさよし アルバム 年表 | ||||
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『COVER ALL HO!』(カヴァー・オール・ホォー)は、山崎まさよし初の邦楽カヴァーアルバム。洋楽カヴァー・アルバム『COVER ALL YO!』(規格品番:UPCH-20051)と同時発売された。2007年10月31日発売。制作はNAYUTAWAVE RECORDS、発売・販売元はユニバーサルミュージック。規格品番:UPCH-20052。
解説
[編集]洋楽カヴァー集『COVER ALL YO!』(UPCH-20051)と同時発売された邦楽カヴァー・アルバムで、女性歌手の楽曲や往年のヒット曲など、邦楽全10曲を収録している。
選曲にあたってはまず、スタッフが「山崎まさよしに歌わせたい」と思う楽曲を挙げ、その中から選定していったと語られている[1]。また、山崎自身の意向で収録されたのは、「大きな玉ねぎの下で」[1]。
松田聖子のバラード「SWEET MEMORIES」は、過去に夏の恒例野外イベント「Augusta Camp 2003」において、スガシカオとのセッションでカヴァーされた[2]。また、招待制スタジオ・ライブ『おんがく 山崎まさよし』(BS-iで2003年に放送)でも歌われたことがある。同スタジオ・ライブでは本作に収録された桑田佳祐の「月」も歌われている[3]。
「さらば恋人」は元々、コンピレーション・アルバム『筒美京平トリビュート the popular music』(2007年7月11日発売)に収録されていたもので、山崎個人名義のアルバムに初収録された。2007年7月29日、グッドウィルドーム(当時の名称)で開催された「Augusta Camp 2007」でも披露されている。
ほぼ全てのアレンジ・演奏を山崎自身がこなしているが、ゲスト・ミュージシャンを招いた作品もある。 「さらば恋人」でストリングス・アレンジを担当している服部隆之は本作品以前にも、2005年のライヴ・ツアー「YAMAZAKI MASAYOSHI ARENA 2005」に同行している[4]。他は「#コラボレーション」参照のこと。
初回生産分のみ、三面デジパック仕様。『YO!』と二枚同時に購入すると、先着でCD2作収納可能な三方背スリーブ・ケースが店頭で入手できたほか、抽選で1000名にスペシャルブックレットが当たる応募券付。CDジャケットでは、料亭の料理人風コスチュームを着衣しており(初回盤・通常盤ともジャケット写真は共通)、タイトルリストにはお品書き風のサブタイトルがつけられている。
同年11月5日より、本アルバムに連動したライブ“YAMAZAKI MASAYOSHI COVER HALL TOUR 2007”を実施した。
収録曲
[編集]- M 〜BLUESと逢わせてみました(4:49)
- 作詞: 富田京子、作曲: 奥居香、原曲歌唱: プリンセス・プリンセス
- ブルースハープから始まるミディアム・テンポのブルース風。
- ケンとメリー 愛と風のように 〜料理長のお任せ仕込み(4:14)
- SWEET MEMORIES 〜声のミルフィーユ仕立て(3:09)
- 月 〜和の頂きを目指して(4:35)
- 作詞・作曲: 桑田佳祐、原曲歌唱: 桑田佳祐
- さらば恋人 〜デトロイト風に(3:09)
- トランジスタ・ラジオ 〜厳選した素材の二点盛り(4:45)
- 大きな玉ねぎの下で 〜あの頃の涙を添えて(4:40)
- 作詞: サンプラザ中野、作曲: 嶋田陽一、原曲歌唱: BAKUFU-SLUMP
- アンダルシアに憧れて 〜アツアツに炊き上げました(5:58)
- あなたに会えてよかった 〜気まぐれディレイをふんだんに(4:32)
- いかれたBaby 〜音楽の恵みをこの曲に(5:35)
原曲
[編集]- M - プリンセス プリンセスの1988年の楽曲。『LET'S GET CRAZY』(1988年11月21日発売)に初収録、シングル「Diamonds」のC/Wにリカットされた。当時は音楽市場がレコードからCDにほぼ移行し終えた頃で、このシングル盤が初めて"CD"だけの売上でミリオンセラーを記録したとされる。
- ケンとメリー 愛と風のように - BUZZの1972年の楽曲。日産・スカイラインのCMソング。
- SWEET MEMORIES - 松田聖子の1983年の楽曲。元々B面曲で、サントリーのCMに起用されたことで後に「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」の両A面で再リリース、オリコンシングルチャート第1位に返り咲いた。
- 月 - 桑田佳祐の1994年の楽曲。『孤独の太陽』(1994年9月23日発売)からの先行シングル。
- さらば恋人 - 堺正章の1971年の楽曲。同年のオリコン年間シングルチャート第10位。1971年は山崎の産まれた年(1971年12月23日生)であるが、その1週間後に放送された第22回NHK紅白歌合戦では筒美が作曲をした「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)と「17才」(南沙織)が各組のトップバッターを飾るなど、筒美楽曲が多数ヒットした年となった[5]。
- トランジスタ・ラジオ - RCサクセションの1980年の楽曲。『EPLP』(1981年6月発売)に収録。忌野清志郎の追悼特番『愛し合ってるかい?〜キング・オブ・ロック 忌野清志郎〜』(NHK、2009年5月10日放送)でも代表曲のひとつとして放送された。
- 大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い - BAKUFU-SLUMPの1989年の楽曲。"日本武道館" が舞台のバラード、第40回NHK紅白歌合戦歌唱曲。
- アンダルシアに憧れて - 真島昌利の1989年の楽曲。「THE BLUE HEARTS」のメンバーであった作者がソロ・シングルで発表して程なく、近藤真彦がカヴァーしている。
- あなたに会えてよかった - 小泉今日子の1991年の楽曲。TBS系列TVドラマ『パパとなっちゃん』主題歌、同年のオリコン年間シングルチャート第6位。
- いかれたBaby - フィッシュマンズの1993年の楽曲。同グループのドキュメント映画『ザ・ロング・シーズン・レビュー』(2006年3月25日公開)に山崎が出演している。
- ※『』はアルバム名。
コラボレーション
[編集]- さらば恋人 - Collaboration with: 服部隆之
- アンダルシアに憧れて - Collaboration with: PE'Z
- いかれたBaby - Collaboration with: Jazztronik
演奏
[編集]- 山崎まさよし
- Vocal
- All Instruments (#2.4.7.9)
- Acoustic Guitar (#1.6.8.10)
- Electric Guitar (#1.5.8)
- Chorus (#3)
- Harp (#6)
- Percussions (#8)
- 中村キタロー:Bass (#1.5)
- 江川ゲンタ:Drums (#1.5)
- 中西康晴:Piano & Organ (#1)
- 前田善彦:Cello (#2.4.7)
- CHICA:Violin (#2.7)
- 細川亜維子:Viola (#2.7)
- 服部隆之:Strings Arrangement, Brass Arrangement, Conduct (#5)
- RUSH by 加藤高志:Strings (#5)
- 高田みどり:Vibraphone (#5)
- 菅坂雅彦、木幡光邦:Trumpet (#5)
- 中川英二郎:Trombone (#5)
- ボブ・ザング:Tenor Saxophone (#5)
- 黒葛野敦司:Baritone Saxophone (#5)
- 河本準一 (次長課長):Tambourine (#5)
- 斉藤久美、吉川智子、ASATO:Chorus (#5)
- Ohyama"B.M.W"Wataru:Trumpet (#8)
- Kadota"JAW"Kousuke:Saxophone (#8)
- ヒイズミマサユ機:Piano (#8)
- Nirehara Masahiro:Wood Bass (#8)
- 航:Drums (#8)
- 野崎良太:Piano, Electric Piano, Programming & All Other Instruments (#10)
- 藤谷一郎:Bass (#10)
- 中里たかし:Percussions (#10)
- 駒澤れお、橋本肇 (708):African Percussion (#10)
- 佐野聡:Trombone & Horn Arrangement (#10)
- 鈴木正則:Trumpet (#10)
- 春名正治:Soprano Sax (#10)
関連作品
[編集]- OUT OF THE BLUE - 「どこまでも行こう」(ブリヂストンCMソング)をカヴァー。
- 真夜中のBoon Boon - 初回盤DVDに「いかれたBaby」のライヴ映像収録[6]
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 音楽雑誌『SOUND DESIGNER』(サウンド・デザイナー刊、2007年12月号)より。
- ^ 2003年12月3日にDVD『Augusta Camp 2003〜SUMMER of LOVE 』(AUBK-11002)が発売された。YAMASUGA(山崎まさよし+スガ シカオ)として「SWEET MEMORIES」「少年時代」をセッションしている。
- ^ 招待制スタジオ・ライブ『おんがく 山崎まさよし』では、森進一の「襟裳岬」、あんしんパパの「はじめてのチュウ」などもカヴァーされた。
- ^ 「山崎まさよし MEETS HATTORI TAKAYUKI & RUSH STRINGS」としてライヴ・アルバム『WITH STRINGS』(2006/3/29発売)も発売された。
- ^ 尾崎紀世彦の「また逢う日まで」は第13回日本レコード大賞受賞、南沙織の「17才」は第13回日本レコード大賞・新人賞を受賞した。尚、この第13回日本レコード大賞では各部門で筒美楽曲が計6曲受賞しており、「さらば恋人」は大衆賞を受賞。
- ^ ライヴ“YAMAZAKI MASAYOSHI COVER HALL TOUR 2007”(2007年12月4日、東京公演)より。