CSV渋谷

CSV渋谷(しーえすぶいしぶや)は、東京都渋谷区神南1丁目15-5(渋谷公園通り沿い)にかつて存在したレコード店オーディオ&ビジュアル・ショップ。1985年11月29日開業。

セゾングループ1983年に開業した開店したWAVEに触発され、ダイエーグループにより設立された。

概要

[編集]

1階はレコード売り場、2階は楽器・映像機器売り場となっていた。1階の「GALAステージ」には、プリンセスプリンセスGO-BANG'SBUCK-TICKなどが出演し、イベントも可能な控え室があった。また、2階にはレコーディングスタジオ、映像編集スタジオがあった。

レコードショップはフールズメイト編集長である北村昌士が主宰する「イースタンワークス」のスタッフが多く関わり、楽器店・レコーディングスタジオはクリエイター集団「京浜兄弟社」のメンバーが多く関わっていた。

レコード販売だけではなく企画も行っており、カセットマガジン『Hil-de(ヒルデ)』など、音楽・映像コンテンツを多く制作していた。映像制作スタッフは富士フイルムの出資会社「富士マグネテープ」(後のAXIA)が主催する「FUJI AV LIVE」を手がけていた。

ミュージシャン発掘にも力を入れており、コンビニエンスストアサンチェーン(現:ローソン)が冠スポンサーとなった音楽コンテスト「サンチェーン・ミュージック・バトルロイヤル」を開催していた。デモテープコンテストやインディーズ音源の店頭販売などを通じて若手アーティストを世に送り出し、流行に敏感な若者が集まる最先端の音楽発信地となっていた。

ダイエーの撤退後は、新宿「UK EDISON」(のちライカエジソン東京店)の関連店舗となっていた。

1988年1月17日閉店。テナントはブライダルショップが引き継いだ。

関連項目

[編集]