DragonBall

モトローラ DragonBall EZ マイクロコントローラ

DragonBall(ドラゴンボール)またはMC68328は、68000コアをベースとしたモトローラ/フリースケールマイクロコントローラである。

ハンドヘルドコンピュータ向けの低消費電力プロセッサとして実装されている。設計はモトローラが香港で行った。

DragonBallは初期のPalmマシンに搭載された。Palm OS 5 からはARMベースのインテルXScaleプロセッサに取って代わられた。また、AlphaSmart英語版社から発売されたワードプロセッサにも採用されていた。

オリジナルの68328とDragonBall EZすなわち MC68EZ328は最高16.67MHz・2.7MIPSDragonBall VZ(MC68VZ328)では33MHz・5.4MIPS、DragonBall Super VZ(MC68SZ328)では66MHz・10.8MIPSの性能だった。

アドレスバス32ビットの32ビットプロセッサである。EZ と VZ の一部製品は外部アドレスバスが24ビット。数多くの機能を持ち、カラーまたはグレースケール液晶ディスプレイ用コントローラ、サウンド機能、タッチスクリーンサポート機能などが装備されていた。ある意味でコンピュータ全体がチップに搭載されたと言える。DragonBall EZ を使う前のPalmマシンは2倍以上の個数のICを使っていた。

最も新しい DragonBall MXシリーズ(i.MX あるいは MC9328MX とも)は68000コアではなく、ARM9以降のコアを使っている。

MC68328の機能

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  • MC68EC000 CPUコア
  • LCDコントローラ
  • 16bit Timer × 2
  • SPI Master × 1 / Slave × 1
  • IrDA対応UART
  • PWM サウンド用
  • リアルタイムクロック
  • SIM(SystemIntegrationModule)
    • PCMCIA PCカードコントローラ
    • MC68000互換外部バス 16bit/8bitデータバス ダイナミックバスサイジング
    • アドレスデコーダ
    • 割り込みみインタフェース
    • メモリコントローラ
    • 電源管理
    • PIO

関連項目

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