HRP-2改
HRP-2改(エイチアールピー・ツー・カイ)とは、FY1998-2002の5ヶ年計画で実施された経済産業省/NEDOプロジェクト「人間協調・共存型ロボットシステム研究開発」において、 川田工業/産総研/安川電機/清水建設で開発したヒューマノイドロボットHRP-2をベースに、2015年6月に行われたDARPA Robotics Challenge (DRC) 用に改造を行ったロボット[1][2][3]。
特徴
[編集]DRCのタスクに現れる大段差に対応し、作業能力を向上させるために脚腕を延長し、関節軸構成を一部変更した他、LRFやカメラ等のセンサを追加した。最初の設計から既に10年以上が経ち、最新のコンピュータシステムの採用が難しくなるなどの状況を踏まえて外からは見えない体内の電装系も一新されており、外観のイメージは維持しながらもほぼ新規開発のロボットに近い内容となっている。
構造
[編集]身長170cm、体重65kg。
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 森澤光晴, 中岡慎一郎, 金子健二, シスネロス ラファエル, 梶田秀司, 阪口健, 金広文男, 「遠隔操作による災害対応ヒューマノイドロボットHRP-2改』『電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン』 10巻 3号 2016-2017年 p.173-178, doi:10.1587/bplus.10.173,
- 日本ロボット学会
- 社団法人 日本ロボット工業会
- “産総研ヒューマノイド研究グループ”. 産業技術総合研究所. 2010年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2004年12月21日閲覧。
- “川田工業 航空・機械事業”. 2006年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2004年12月21日閲覧。
- “ゼネラルロボティックス社”. 2007年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2004年12月21日閲覧。