SNCAC NC 211
SNCAC SC 211コルモラン(SNCAC SC 211 Cormoran)は、SNCAC社で製造されたフランスの4発大型旅客、貨物機である。
概要
[編集]NC 211は1,200 PS を発生するグノーム・ローン 星型エンジンを4基装備し、直径4 mの3枚ブレードのプロペラを駆動した。機内は上下2段に分かれ、1階には150立方メートルの貨物を搭載し、2階には131名の乗客と7名の乗員を搭乗させることができた。
生産
[編集]14機が生産される予定であったが実際には僅か4機しか製造されなかった。NC 211は短距離を飛ぶには大き過ぎ、その搭載量の少なさで軍用にも向かなかった。
歴史
[編集]1948年7月20日に最初の試作機が初飛行を行ったときに墜落し、操縦士のベルトラント(Bertrand)と他の搭乗員は死亡した。1949年4月9日に試作2号機が飛行したがNC 211は量産には入らずに、計画はキャンセルされた。
要目
[編集]- 乗員:4名
- 搭乗可能乗客数:131名(最大)
- 全長:30.50 m
- 全幅:44.00 m
- 全高:10.10 m
- 翼面積:200.00 m2
- 空虚重量:24,000 kg
- 最大離陸重量:42,000 kg
- 最高速度:400 km/h
- 巡航速度:320 km/h
- 巡航高度:8,000 m
- 航続距離:2,000 km
- エンジン:4 * グノーム・ローン 14R 1,200 hp
出典
[編集]- SNCAC NC211
- http://www.eads.net/1024/en/eads/history/airhist/1940_1949/sud_ouest_aviation_sncac_nc211cormoran_1944.html Info]