ST-2
ST-2はシンガポール・テレコムと台湾の中華電信が共同所有する通信衛星[1]。2011年5月20日に打ち上げられた。
概要
[編集]企業等が通信サービスに利用する商用衛星で、ST-1の後継機にあたる[2]。
三菱電機がプライムコントラクターとして受注し、DS2000衛星バスが採用されている[2]。これによってST-2は日本のメーカーが初めて海外の商用衛星を受注した衛星となった[2](なお日本初の国産商用衛星はSUPERBIRD C2)。
2011年5月20日、17時38分(ギアナ現地時間)、ギアナ宇宙センターELA-3からインドのGSAT-8と共にアリアン5 ECAロケットによって打ち上げられた[3]。
KuバンドとCバンドのトランスポンダーを搭載し、寸法は高さ6.21m、直径3.75m、太陽電池パドル展開時の翼長は31.6m[3]。打上げ時の質量は5090kg[3]。設計寿命は15年で、東経88度の静止軌道で運用される[3]。シンガポール、台湾、中近東、インドから中央アジア、東南アジアの広範囲にテレコミュニケーションサービスを提供する[2]。